吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

越後タイムスだからか「学際ネットワーク」論の連載

2006年09月24日 | Weblog
 柏崎通信<quercus@freeml.com>というフリーメールの友人・梶谷恭巨氏から「越後タイムス」(タブロイド版の柏崎コミュニティ紙)の最近のバックナンバーが数部送られてきた。梶谷氏とはずっと昔の若い頃、一緒に仕事したり、議論したりしたことはあるが、いまは離れたところで、フリーメールやこの私のブログなどで、勝手なことを言ったり、”あいまい”な意見交換やコミュニケーションをしている仲だ。彼の<quercus>柏崎通信やこの越後タイムスに連載している柏崎発「学際ネットワーク」は、かなり最近の自分を刺激している。自分の脳や思考方法に幾分の幅をもたせることに貢献している。
 この「学際ネットワーク」は、ただ趣味や思いつきで、江戸や幕末の学問や学者の関係や繋がりを調べ書きしているのではなさそうだ。ITコンサルタントと言われているように、彼の専門はいわゆるシステム・デザインであり、コンピューターシステム・エンジニアなのだが、このネットワークやシステムを専門にしている彼だからして、人の交流や知の交流およびその地域間や拠点間の関わりを紐とくことが大切だということから、出発してのことらしい。
 江戸から幕末にかけての先達の学問的ネットワークを、「柏崎」という居住地を拠点に、全国的に学者間や学問間の関係や交流のネットワークを探求している。見た目には、地域的、人的繋がりの事実や推論を書いただけのものなのだが、何故か自分には難しい。さらっと読んで理解しようと思うのだが、読んでいるうちに”引き込まれる”のだ。余計、難しさに落ち込んでしまう。
 この「学際ネットワーク」の連載も含む「越後タイムス」の読者の皆さんには、ホントに頭が下がる。この連載に限らず「タイムス抄」(社説か?)をはじめ新聞の内容全体が、高度というか難しいのだ。何部ぐらい発行され、どのような市民が読者層なのだろうか。などと思うのだが、それでどうするのと言われると二の句が告げない。地域の情報紙というより知的交流紙とみられる。
 時代は、地方だし、地方発だ。霞ヶ関や東京からの情報が時代遅れの色合いを高めているのかもしれない。首相交代を機に、内閣官房発の「メールマガジン」も、時代や地方に遅れないよう模様替えをしてほしいと思う。
コメント
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