吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

”ごちゃっぺ”すんなよ!

2006年03月24日 | Weblog
世の中”ごちゃっぺ”のような気がして、少々郷愁をさそうような方言をタイトルにしました。このような言葉、聞いたことありませんか。常陸の国茨城の専用方言かも
知れませんが、「っぺ」ことばの代表格の”ごちゃっぺ”、私の高校3年のときのクラスメイト(当然、茨城出身)で、(株)語学春秋社の社長をしている井村 敦君など、よくこの言葉を使います。
先日もよく行く湯島の「三四郎」で、だいぶビールがすすんで言ってました。「おまえ、ごちゃっぺすんなよ」と。二次会かゴルフ予定かなんかで、アップサイドダウン
して、気に入らなかったのかもしれません。
すでに決まっていたこと、地域や仲間の了解事項を覆したり、せっかく組み立てたモデルやその途中のものをひっくり返したり、きれいに揃えたものをぐちゃぐちゃにしたりするような意味に考えていますが、この言葉、「村の決まりやしきたり」を尊重し、秩序を壊すことをあまり好まない保守的なお国がらだから、よく使われるようになった方言なのでしょうか。やっぱり、「えばらぎ」は古いべさ。
さしずめ、小泉純一郎さんは「自民党をごちゃっぺする」と言って、大勝利し、自民党ならぬ国の姿や国の安心を”ごちゃっぺ”しているようです。「改革」という言葉の響きはよいのですが、「その必要性」や「何を、どこを、どのように」ということが不明瞭だったり、省略された「改革」はして欲しくないと思います。企業にまで、改革や革新という言葉が横行していますが、そのように言えば言うほど「何もしていない」サラリーマン社長やCEOやCOOが目立ちます。
はやく”ごちゃっぺ”しなくてもいいような社会や”ごちゃっぺ”してもお互い許しあえるような友人関係が見られるような、そんなことを希望しています。
コメント
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