吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

若い企業人によせるメッセージ

2006年03月15日 | Weblog
 2006年3月14日、ことのほか、寒い朝でした。還暦自分祝いということで一人フランスの方へ旅にでるという妻を、早朝6時に送り出した私も、いつもより
早めの電車で事務所に向かった。ちょっとした残務やメールをチェックしてすぐ「
年間MD販促カレンダー、2006年版」をお願いしているオールの和田君と打ち合わせしながらの早目のランチを八重洲の地下街でとった。
 12時50分発の京都方面行、新幹線「のぞみ」に乗り、京都経由で福知山市に向かった。青年会議所の若いエネルギッシュな方々にお会いするためだ。京都から山陰線は「はしだて、5号」での福知山行きは、ちょっとした感激を私にくれた。沿線の古風で伝統的なつぎつぎに集落的にある民家は、日本家屋のすてきさを、私に教えてくれているようだった。ときどき、降る雪の姿というかカタチが、誠に風情のある景色をみせてくれた。雪の降り様が、地域地域でこんなに違うものか
という発見を、関東出のわたしに教えてくれたようだ。
 福知山JCIで、世話役をしている植田さんが駅に迎えにきてくれていた。駅からホテルへ、少ししてまたホテルから会場のホールまで植田さんは、忙しい仕事の
合間を縫ってアッシー君をやってくれた。以前お会いしたことのある大槻副理事長
や森下理事長の挨拶や案内を受け、わたしの稚拙な講演に入った。
 「まち」づくりにマーケティングアプローチをという福知山青年会議所の思いを
大事に受けとめて「マーケティング」について概要や考え方や応用方法を解説しようと思って話はじめたのですが、いつの間にか話している大半が、二宮尊徳の業
績や思想の夜話になってしまいました。少し話を本線に戻すのですが脱線話ばかりが多かったことをお許しください。しかし、日本のマケティングがかなり、尊徳翁
が出発点になっていることや、彼の手法(報徳仕法や推譲の理論など)が、いまでも「まち」づくりや国づくりに応用できることを勉強できたと思います。
 「知る」「学ぶ」ということは、それ自身大切ではありますが、それ以上に大切なことは「考える」ことだということを肝に命じてほしいと思います。知識や情報
が脳内に占める割合が多いと、その分「考える」スペースが減るということが理屈だとすると、「考える」ことに重心を置く人は、できればあんまり博識やもの知りだったりしないことの方がよいぐらいに考えてほしいと思います。
 トコトン考え、その考えとそこに至った思考過程を、会議の場で開示することが
習慣化したころ、自分たちの「まち」の希望する姿がみえてくると思います。福知山が、若いみなさんも勿論、お年寄りも子供たちも、働く女性や男の人たちにとっても、「いい街や地域」になっていくことを祈って、私の日記を終わります。ありがとうございました。
コメント
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