老いて楽しく

余生を楽しむ

羅漢さんの酒盛り

2014-12-02 12:32:06 | 日記

 

             信仰の山の登山道脇や寺院の裏庭 参道脇などに良く羅漢さんが鎮座している、    
       所は川越は喜多院に一か所に纏って五百羅漢が鎮座している、この中には自分に似た
       羅漢さんが一体は必ず居ると云う、容貌が似ていると云うだけでなく、性格 所作が似て
       いる事も云うのではないかと思う、見ていて楽しいので何回か訪れた、確かに自分似た
       羅漢さんが何体か居る。

       色々な表情の羅漢さんを眺めていると、何を考えているのだろう、何をしようとしているの
       だろ色々想像をめぐらし眺めていたら、下の様なストリーが出来た、お笑いくだされ。

 

 

                              「のう隣の羅漢さんや、こうして毎日同じ所に座っていても退屈じゃのう」
                             「声をひそめて話す事ではないが、どうじゃろ、時には一杯やらんか」


                                    「それは良い話じゃ近いうちにどうじゃな」「大いに良かろう、楽しい
                                話じゃ」
「早速近々にやろうではないか」と話はまとまった

                              当日 言いだしっぺの羅漢さんが約束の場所へ行くが、約束の相手は待てど暮らせど姿
                        を現さない、
天を仰ぎ首を長くして待ち、頭を膝に埋めて待つが一向に現われない、後日約
                        束を違えた不誠実を
大いになじった

                              当のご本人左の手や右の手を頭に充て大いに謝ったが、一向に許して呉れそうもない、

最後に平身低頭心をこめて訳を話して謝る

                                       「実はじゃなー当日どうしても書き終えねばならぬ物を頼まれ
                                てな」
「失念した訳ではない」と理由を話し、許しを乞うた、誘っ
                                た羅漢さんも
「そうじゃったのかーならば仕方あるまい」と和解し

                                             後日改めて仲良く杯を酌み交わしたとサー