花ごよみ

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海の見える理髪店  荻原浩

2016-07-22 | 本 あ行(作家)

海の見える理髪店

6編の短編からなる作品です。

「海の見える理髪店」
理髪店の店主が客の青年に、
自分の半生を語り出す。
饒舌すぎるなと思っていたら
理由がありました。
店主と青年の濃密な時間。

「空は今日もスカイ」
両親の離婚から家出、
少女は海を目指す。

「いつか来た道」
軋轢を経て十六年ぶりの故郷で再会した母と娘。

「遠くから来た手紙」
実家に戻ってきた女性の元に
ある人からの手紙と不思議なメール。

「成人式」
交通事故によって中学生の時、
急逝してしまった娘。
両親は生きていれば参加するはずの
その娘の代わりに成人式に出席しようとする。

「時のない時計」
父の遺品の時計を修理。


切ない話や、哀しい話、
温かい話など趣向の違う
家族の話が描かれていました。

図書館で借りていた本です。
返却の期限が迫っていたので、
読まずに返して
また新たに借り直そうかなと思っていたところ
直木賞を獲ったことを知りました。

これは一度返してしまったら
なかなか順番が回ってこないだろうと思い、
急いで読みました。

荻原浩さん、ノミネート、5回目なんですね。

もっと面白くて素敵な作品があったような。

「明日の記憶」「誘拐ラプソディー」
「愛しの座敷わらし」など
映画化された作品もあります。

でも表題作「海の見える理髪店」と
「空は今日もスカイ」は
荻原さんらしい作品で気に入りました。






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