花ごよみ

映画、本、写真など・

ジヴェルニーの食卓 原田マハ

2013-10-02 | 本 な、は行(作家)


ジヴェルニーの食卓

うつくしい墓
色彩の魔術師といわれ
冬の日だまりのようなマティスと
夏の真昼のようなピカソの関係。

エトワール―
瞬間を描くことに力を費やしたドガ
『14歳の小さな踊り子』に関する
ある事情。

タンギー爺さん
セザンヌとセザンヌを支援した
『タンギー爺さん』という画商。

ジヴェルニーの食卓
睡蓮の絵に
秘められたモネと彼の家族愛。

…といった風に
マティス・ドガ・セザンヌ・モネ、
印象派の巨匠達を描いた
4つの短編。

画家のごく近くにいた人たちにより語られる
画家と画家の生活に関わるエピソード。

本の中に出てくる作品を
ネットで検索しながら読みました。

絵に込められた
画家の気持ちが
身近に感じられます。

作品が持つ素晴らしさ、魅力を
この本の作者が
紹介してくれているようでした。

画家達が生きた時代を
時空を超え
追体験した気分になります。

描写の美しさ、
温かい雰囲気…
優しい光に包まれたような
物語でした。



コメント (6)
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