花ごよみ

映画、本、写真など・

マリー・ローランサン展

2008-03-30 | 美術
サントリーミュージアム天保山
(大阪市港区)

青春時代、ピカソ等、
パリのモンマルトルの
仲間達との親交。
アフリカ美術の影響を経て、
フォービズム、キュビズムの中にあっても、
独自の道を歩み出す。


(パブロ・ピカソ)
マリー・ローランサンにとっては、
珍しい男性の絵。
キュビズムの画家達と
親交があった時期の絵。


(白い羽根飾りの黒帽子を被った乙女)
グレー、ピンク、水色、
単純な色彩を駆使し、
ローランサン独特の、
世界観を感じる画風へと移行。

 
(チェロと二人の姉妹)

初期の作品は、
うすく描かれた特徴ある眉と鼻、
卵形の顔の女性像。

後期の絵は黄色、朱色など
明るい色彩を用いて華やかで、
生命力なあふれた絵。

白い肌、柔らかな肩の線。

微妙な色彩がミックスして
柔和で繊細な印象を受ける。

舞台美術、衣装デザインなど多彩な才能。

水彩画、版画も展示されています。


 
(三人の乙女)
晩年は赤、黄を使用して
筆のタッチも大胆。


73歳の生涯、
優しい女性像を、
独自の色彩感覚によって、
描き続けた画家。

色彩の明るさ美しさ。
ローランサン特有の優しく、
淡い色合い。

目の保養になりました。

3月8日(土)~5月11日(日)



コメント (4)
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