前田始動

　前田が6日から自主トレを始めました。連日、昼休みも取らずに7時間のトレーニングを行っているとのこと。やはり、昨季プロ入りして初めて1試合も試合に出場していないことから、今季にかける強い思いが伝わってきます。
　それでも、まだ状態が万全ではないようで、両足に不安を抱えてのトレーニングとなっていることから、完全復活の鍵は、キャンプインまでにどこまで状態を上げられるかでしょうね。

　前田は両足に爆弾を抱えているものの、打撃は未だに衰えていないことから、代打としての起用される可能性が高いと思われます。
　前田自身は昨季までは、スタメンでの出場を目標にしていましたが、本人も今季は代打の切り札として、チームに貢献することを公言しており、気持ちの持ち方が変わってきています。
　ファンとしては前田のスタメンを見たいところですが、守備での負担を考えると代打での起用はやむを得ないところでしょうか。また、昨季のカープには代打の切り札と呼べる選手がいませんでした。このことも、昨季の貧打の一因だったと思います。前田が代打の切り札として、ベンチにいれば、終盤に相手に与えるプレッシャーも大きくなるはずです。
　得点力アップのためにも、前田には何としても開幕までに状態を万全にしてほしです。でも、たまにはスタメン出場する姿も見てみたいですね。

新シーズンへの期待

　明けましておめでとうございます。今年も1年よろしくお願い致します。

　いよいよ10年が始まりました。今年は野村新監督が就任して、秋季キャンプから選手の意識改革を進めました。各選手のブログを見ても、今季の目標に「優勝」を挙げていることからも、意識改革が進んでいることが伺えます。
　意識改革が成功しているということは、とても大事だと思います。意識が変われば、技術的な部分が更に向上していくことでしょう。

　今季優勝するためには、大きな課題が2つあります。ひとつは昨季からの課題である攻撃力の向上です。これはヒューバーとフィオレンティーノの新外国人2選手の獲得と、機動力野球の復活により、ある程度の目処が付いてきたと思います。ただ、どちらも未知数な部分もありますから、安心とは言えませんが、期待はできると思っています。後は、春季キャンプとオープン戦で結果を出してくれれば大丈夫でしょう。
　
　もう一つは先発陣の整備でしょう。ルイスの電撃退団により、安泰だった先発陣が一転して、不安要素となってしまいました。シュルツの先発転向や、新外国人アルバラードの先発起用などの構想はあるようですが、ルイスの代わりの新外国人投手の獲得も3月以降になりそうですから、未だに不確要素が多すぎます。
　春季キャンプで長谷川、斎藤、篠田、今井、青木高らが成長して結果を出してくれないと、不安を抱えた状態で開幕を迎えることになりそうです。何とかそれは避けたいところですね。
　中継ぎ投手が課題だと思っていましたが、まさか先発陣が問題になるとは思ってもいませんでしたね。ルイスの退団を悔やんでいても仕方ないので、今いる選手でカバーすることを考えるしかありません。そして、シュールストロム駐米スカウトに優良選手を獲得してもらえるように願いましょう。