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ベテランコンビが試合を決める

2011年06月26日 20時40分58秒 | 試合結果
中日 000 000 000 0
広島 000 000 02X 2
勝利投手:岸本1勝
セーブ:サファテ1勝1敗15S
敗戦投手:チェン2勝5敗

 今日は予想通り中村恭がプロ初登板で初先発しましたが、試合は3回に中村恭の三ゴロが1塁アウトの判定に抗議した野村監督が退場となる波乱の試合となりました。

 中村恭の球速は140㎞前半と本来の球威が無く、捕まるのではないかと心配しましたが、スライダーを有効に使い中日打線を抑えました。
 初回は先頭の荒木に四球を与えるも、その後は中日打線に凡打の山を築かせ、3回まで無安打に抑えました。4回に荒木に初安打を打たれて、1死2塁のピンチを迎えましたが、森野と和田の主軸を抑え、5回の1死2塁では井端とチェンを打ち取り無失点で凌ぎました。
 6回に小窪の失策と四球などで1死2,3塁の大ピンチを迎えたところで、マウンドを今村に譲りましたが、5回1/3を2安打無失点に抑える上々の内容でした。
 このピンチで今村は和田とグスマンを連続三振に抑える好リリーフでした。今村は7回も無失点に抑えました。

 打線はチェンに対して走者を出すものの決定打が出ませんでした。初回は東出の安打などで2死1,3塁とするも岩本が三振、4回の無死1塁では岩本がバント失敗の後に井生の安打が出てかみ合わず、6回栗原の2塁打で作った1死2塁では岩本の右前打で本塁突入した栗原が本塁憤死と本塁が遠く感じました。
 そして8回に先頭の梵の3塁打と栗原の死球で迎えた1死1,3塁としてチェンをKOすると、2死後に代打前田智が浅尾から適時打を放って均衡を破ると、続く代打石井も適時打を放って2点を挙げました。
 9回をサファテが締めて苦手中日に勝ち越しました。


 ベテランコンビが試合を決めました。8回に無死3塁と絶好のチャンスを迎えながら、得点を挙げられず2死となってしまい、ここで無得点に終わるといつもの負けパターンにハマる場面で、代打の切り札前田智が浅尾を捕えました。
 今日の一打は内角低めのストレートで決して甘い球ではなかったと思います。それと捕えて安打にできる前田智の技術は素晴らしいですね。一昨日の決勝打で前田智が完全に蘇りましたね。
 そして、石井も前田智に刺激を受けたのではないでしょうか。前田智が打ったので自分も続くという強い思いで打席に入ったと思います。前田智と共に石井も若い選手を鼓舞する存在としてとても心強いですね。


 中村恭が初登板で素晴らしい投球をしてくれました。自慢の直球が走らず苦しい投球だったと思いますが、変化球を駆使して我慢強く投げたと思います。直球主体の投球で無かったことが、初対戦の中日の打者を惑わせたのかもしれませんね。残念ながら白星は付きませんでしたが、今日のような投球ができれば、近いうちにプロ初勝利を挙げることができると思います。
 また楽しみな新戦力が現れましたね。
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