もんろーの部屋

音楽について自分について哲学しちゃうページ・・・美味しいものもちょっと

声というもの②

2004-10-02 | 音楽
凄い記録が出ましたね。イチローです。モンローとしては、なんか嬉しい。「ロー」しかあってないけど・・・
イチローは、新聞なんかもあまり読まないそうですね。目が悪くなるからだそうです。ストイック
私は、あまりストイックな方ではありません。でも、普通にストイック・・・(笑)。

飲み物には気を使いますよ。高級な中国茶は飲まない。プーアール茶なんかもあまり。2日続けて飲むと、声帯がおかしいですね。滑らかさがなくなる感じです。
声が良く出るためには、声帯が柔らかく、粘膜が湿っていなければならないんです。発声器官を覆っている粘膜からは粘液が分泌されていて、それが大きな役割を果たしています。高級な中国茶は、油分を除去するせいか、かさつく感じがしてしまいます。歌う前は飲みませんね。
アルコールも勿論良くはありません。飲みすぎると、翌朝声が低くなりますよね。発声器官の粘膜の水分が吸収され乾燥してしまうんです。ちょっとなら良いかなぁ~?少量のアルコールは血行を良くしますからね。私の師匠は、本番前なのにどうしても調子が悪い時、ユンケルの2000円のを買いに行かせました。アレで、カ~ッと血行を良くするんです。ちなみに、800円のはあまり効かないとおっしゃってました。ただ、粘膜が充血したまま、長く歌うと、どうしても粘膜を痛めます。喉から出血する事もありますからね。
飲み会なんかで、打ち解けてくると「歌って欲しい・・・」と言われます。正直、アレは勘弁して欲しいですね。テノールやバリトンがそこにいれば、座がしらけるのも嫌なので歌ってくれます。犠牲になってくれる訳。でも、ソプラノにはきついです。女性の声帯と男性の声帯は違いますからね。歌えって言うなら、飲む前に言ってくれ!ちょっと和んだところで~、なんて卑怯な考え、やめて欲しい。断固として断るのは、ほんとに嫌だし、斯く斯く云々と説明するのも嫌だし、声帯をいじめるのはもっと嫌で・・・。

食べ物はね、メロンはあまり食べない。アクが強いからね。ナスも良くはないけど私は大好きでよく食べている(笑)。歌う前は食べないけどねっ。歌う前は、ほとんど食べない。満腹だと、呼吸が浅くなりますよね。おなかには何もない方が、筋肉がうまく動きます。それに、どうしたって飢餓状態のほうが精神が冴える訳。頭が回転します。
以前、ホームコンサートで、伺ったそのおうちの方が、歌う前、出前のカツ丼を用意して下さった。容疑者じゃないんだからさ(笑)。

それに、寝不足は一番だめですね。休養は大事。早く寝ましょう。

声というもの①

2004-10-01 | 音楽
昨日いただいた、ほっとひといきさんのコメントをはじめとして、最近、私の声に関して、いろいろと言っていただく機会が多い。
声はほかの楽器と違い、買い換えることが出来ない。「テクニックが付いてきたから、ワンランク上の楽器を・・・」なんて出来ないのだ。ん、まあ、諦めも付く。これで行かなくちゃいけないと。これを育てなければいけないと・・・。(ホントは、もっとセクシーな艶っぽい声が良かったんだけどね・・・ちぇ!)
ただ、これを育てるのはなかなか大変だ。かなりわがままな上、金喰い虫なんだ。
反抗期も凄かった、長かったね。まぁ、今はちょっと、落ち着いたけどね。
反抗期は結局、私が悪かったの。あまり、私自身の声を受け入れてこなかった。マティスみたいな声が良いな~とか、アメリンクみたいな声が良いっ!とか、真剣に思ってたね。マティスの声はマティスのものでしかなく、アメリンクの声はアメリンクのものでしかない。それに気付くの、遅かったの(笑)。毎日彼女達の歌を聴いたら、そんな声になると思っていた訳。毎日、ナオミ・キャンベルのポスター見ても、ナオミ・キャンベルのスリーサイズには、ならないのにね・・・。
自分の声を受け入れるのにまず、時間がかかった。自分の筋肉、声帯、精神を受け入れるのに、時間がかかりました。そして、今の自分に寄り添っていく(アンサンブルしていく)こと、今出た自分の声に寄り添っていく(アンサンブルしていく)こと、今出た伴奏者の音に寄り添っていく(アンサンブルしていく)こと。そうしていくと、まず、楽になった。前にあった、霞が晴れた。私の声を探っていくしかないのかしら、とね・・・。

んん~っ、でも、もっとセクシーな声が良かったんだけどぉ~、何度も言うけど・・・。
ププッ・ピドゥ~!(往生際悪いんですっ)。