もんろーの部屋

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マイ・ラスト・ソング

2006-02-13 | 音楽
マイ・ラスト・ソング―あなたは最後に何を聴きたいか

文藝春秋

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という書籍が中高年の間でブームなの?

もん母からの手紙。
:「もんちゃん・・・お母さんのマイラストソング、コレだから・・・」とリストが送られてきた。

私のレパートリーばかりなのは何故だろう

まあ、普段から私の歌っている録音を聴いている人なので・・・聴きなれたものが良いのだろう。

さて、もんチルのお一人にSさんがいる。50代前半といった感じの男性。
シューベルト狂いで、ドイツリートが大好き。
私などよりは、はるかに昔の歌い手を知っているし、名盤と呼ばれる録音もお持ちなのである。(まぁ、ちょっとしたオタク。良い意味でよ!)
彼に、「マイ・ラスト・ソング」を伺ってみた。
:「フォーレのレクイエムでしょうね」

で、彼お勧めのCDを、お貸しくださったのだ、ご丁寧に・・・ありがとん
1枚は、ディスカウとロス・アンへレスのもの。(←ある意味、普通)
もう1枚はミシェル・コルボのものだった。合唱にすべて少年合唱を使い、ソロもボーイソプラノに取らせている。極めて緊張感の高い演奏なのだ・・・。

恥ずかしながら、私はこの名盤を知らなかった。
こういう演奏もあるのだと、もちろん想像は出来ることだが、やっちゃってる人がいたんだね、という感じなのだ。
こうなると、音楽は音楽の粋を越えて(というか本来の意味に戻り)祈りでしかないのね。
もちろん、音楽は、いつもソレであってもいけないのだけれど・・・

そこが難しい・・・