毎日日記

わりと好きな展開

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K利
ひびきさん

ふと気づくと禍々しい扉の前に立っていた。
自分が直前まで何をしていたか思い出せない。
周りを見渡してみるが白い空間が広がっているばかりで眼前の扉以外は何もないようだ。
もしかしたらここは夢の中なのかもしれない。

ここで立ちすくんでいても何も起こらないようなので恐る恐るだが扉を開けてみた。
見慣れた光景が広がる。
自室?窓から柔らかな朝日が差し込む、いつも見慣れた自分の部屋。
ではあるが……
部屋の中央に知らない男が立っている。
ビジネススーツを身につけたサラリーマン風の若い男。
訝しげにじっと見ていると男と目が合う。
唐突に男が口を開く。

「ずいぶん遅かったね」

瞬間、私の意識はブラックアウトし気づいた時には見知らぬ天井を見つめていた。
耳元で泣き声とも叫び声とも取れない声がする。
「……〇〇!〇〇!」
どうやら私の名を叫んでいるようだ。
声のする方に目をやるとそこには涙で顔をグシャグシャにした母がいた。
「〇〇……おはよう」

後日、話を聞くと
どうやら私は下校途中の横断歩道で信号無視をしてきたトラックに轢かれ病院に緊急搬送。何日経っても意識が戻らず生死の境を彷徨っていたらしい。


的なパターンですね。
ひびき
「禍々しい扉」の奥が「自室」で「サラリーマン」が「ずいぶん遅かったね」って言ったとこまでは「これは感動展開もあるか」と思ったけど
最後の「叫び狂った」で完全に怖い話でした。

怖い。
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