このカタクリ自生地は、荒川低地に開く開析谷の北斜面に位置し、江戸彼岸桜で有名な阿弥陀堂の東側にある。
自生地に立つ案内版きによれば、「斜面林はコナラ、イヌシデなどによって構成され、台地裾には少量ながら湧水がある。大宮台地では最後に残された自生地で、カタクリ以外にもニリンソウ、ヤマユリ、カテンソウ、シュンランなども確認され、稀少となった植物群の自生地として貴重である。」と、記されている。
しかしながら、この自生地の入口周辺は民有地でもあることもあってか廃品(ゴミ?)が散乱し、環境保全地としては目を覆いたくなるのは悲しい。
周辺には四季折々の豊かな自然環境を見ることができる「緑のトラスト保全第8号地(高尾宮岡の景観地)」、「高尾さくら公園」や「野外活動センター」などもあります。
高尾カタクリ自生地の案内版(画像をクリックしますと拡大します)
駐車場:有(「高尾さくら公園」等の駐車場を利用)
崖斜面に自生するカタクリ
高尾カタクリ自生地全体 カタクリ自生地西側にあるの阿弥陀堂の一本桜
阿弥陀堂および鐘楼
高尾カタクリ自生地 地図
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