地下1階から地上2階、吹抜けの大空間に展開する江戸時代の深川の町
今回は、先週訪れた江東区深川の松尾芭蕉所縁の史跡に続き「深川江戸資料館」を訪ねて見た。
深川江戸資料館は、現代に続く庶民生活の原点が見られる貴重な展示施設。
同館の案内によれば、館内には江戸時代、深川佐賀町の町並みを再現した展示室のほか、小劇場とレクホールを備えた文化施設として昭和61年にオープンしました。以来、江戸深川に関する歴史・民俗の展示、また文化活動の場の提供につとめています。と、あります。
特に、地下1階から地上2階、三層にわたる高い吹抜けの大空間に展開する江戸時代の深川の町は圧巻です。同館のリーフレットによれば、
江戸時代末期、天保年間頃の深川佐賀町の町並みを想定復元した「情景再現、生活再現展示」です。
町並みには、表通りの大店と白壁の土蔵、船宿のたたずまい、そして猪牙舟の浮かぶ掘割には火の見やぐらが影を落としています。一歩路地を入れば長屋が並び、そこには庶民の暮らしがあります。
時代や場所だけでなく、そこに住む人々の家族構成や職業、年齢までを細かく設定し、それぞれの暮らしぶりにあった生活用品を展示してあります。 と、記されているように、その空間に入れば正に江戸時代にタイムスリップ。当時の生活が思い起こさせます。
江戸時代の深川に関心がある方は、一度は訪ねて見たい施設です。
深川江戸資料館公式ホームページ 深川江戸資料館入館料:400円
夜のとばりが降りるお店の通り
掘割と猪牙船、奥は火の見櫓
商家の佇まい
商家(左:米屋、右:八百屋)
長屋の路地 左奥は共同トイレ、右奥は稲荷様、右前は井戸(海に近いので飲めない)
船宿の裏側 長屋のカットモデル
水茶屋と天ぷら屋台 「深川江戸資料館」入口
深川江戸資料館 地図
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