トンネル切羽(きりは)は、いつも緊張感あります。
写真は、先進ボーリングをして100~150m先の地質を調査中です。
先を知ることはトンネル施工にとって、とても大切な施工情報です。
断層粘土や断層破砕帯、被圧湧水ゾーンなど、あらかじめトンネルが
崩れてきそうな危険な箇所の特徴を更に追求し調査していきます。
調査結果は、トンネルの施工法や安全対策に反映されます。
私たちは、過去数十年間の中でトンネル内の悲しい事故を経験したり
見たりして知っています。
だから二度と建設業で働く仲間を失くさないためにも、
慎重に調査を進めています。
そして、安全に施工が進み、トンネルが無事に貫通した時の
反対側から吹く風の気持ち良さも知っています。
物を造る喜びを若い方にも、一緒に感じて欲しいと願っています。
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