人生にロマンスとミステリを

小説を読むのも書くのも大好きな実務翻訳者です。ミステリと恋愛小説が特に好き。仕事のこと、日々のことを綴ります。

いろいろと整理されてしまった……

2018-01-10 14:45:59 | 日記
11月下旬納期の仕事があってバタバタしたまま12月を迎え、
毎年書いていたクリスマスカードを書くことをすっかり忘れてしまいました。

クリスマスカード、1枚も来なかったよ……。いつもくれる人からも。
オーストラリアに短期留学中にお世話になった人だったんだけど、かなり
高齢だったからもしかしたら……(単に書くのが面倒になっただけだと思いたい)。

2年連続喪中だったせいか、年賀状の枚数がかなり減ってしまいました。
まあ、年賀状だけのやりとりだった人たちから来なかった(そして自分も出さなかった)
からなのですが。

なんか、友人関係がいろいろ整理されてしまったみたいで、それも寂しい。


ところで、年賀状に「今年こそは会いたいね!」と書かれていたとき、それは本当に
会いたいと思ってくれているからなのだろうか。それとも社交辞令なんだろうか。

迷いませんか?

以前働いていた会社でとても仲の良かった人とか、大学時代の友人なのですが、お互い子持ちで、
住んでいるところも遠いから、なかなか難しいですね……。
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東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』

2018-01-08 14:55:45 | 読書記録(紙書籍のみ)
東野圭吾著『ナミヤ雑貨店の奇蹟』

なんなんですか、これ……。
今までいろんな作品を読んで「すごい」とか「おもしろい」とか「すばらしい」とか
感想を書きましたが、この作品は次元が違いすぎます。

ジャンルはよくわからないんですが、ほろりとさせられたり、胸がギュッとなったり。


悪事を働いた青年3人が、廃屋に逃げ込んだ。そこはかつて悩み相談を請け負っていた
というナミヤ雑貨店。なにがおこったのか、時空を超えて、過去から相談事を書いた
手紙が投函される。それに対して彼らは返事を書くことに。現代っ子らしいものの言い方に
ひやひやさせられますが、(過去の相談者から見ると)彼らは未来に住んでいるがゆえに
情勢がわかっていて、思いもよらず悩み事を解決に導きます。

そんななかで、いろいろな相談者が実は密接に、あるいはかすりながら関係があることがわかり、
最後には、この青年たち3人も実は相談者たちに関係があって……という、
世の中や人生はつながっているんだ、ということを感じさせられました。

続編が出たら絶対買います。出なさそうだけど、余韻の残る終わり方でした。
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大沢在昌『俺はエージェント』

2018-01-06 09:07:57 | 読書記録(紙書籍のみ)
大沢在昌著『俺はエージェント』

お正月に買った本です。新聞広告で見て気になってAmaz●nで見たときは
「高っ」と思って買わなかったのですが、書店の店頭でパラッと見て
「おもしろそう」と思って買いました。

大沢在昌さんの小説を読むのは実は初めてです。
『小説講座 売れる作家の全技術』という本は、お勧めされて読んだことが
あったのです。「売れる作家の全技術」という本を出すくらいだから、さぞ
おもしろいんだろう……と思いながら読んだのですが……。

おもしろかった!

表紙裏に「007になりたい俺と時代遅れの老兵〈ルビ:エージェント〉たちの決死の大決戦!!」と
ありまして。スパイ小説・映画好きの私は、もうそこからわくわくしながら読みました。

そもそも現代日本でスパイ小説が成立するのか!?と思ったのですが、ちゃんと
成立しています。KGBとかCIAとかモサドとか、スパイ小説好き(でなくても知っている)
名称が出てきて(外国のスパイはそんなに出てきませんが)、ドキドキもんです。

帯に「裏切り者は誰か? 《中略》 裏切られた裏切り者とは……?」とか書かれており、
まさにその通り裏切りの連続です。とはいえ、主人公の「俺」自身が、結構早い段階で
読者を裏切るのです。


冷戦の崩壊によって行き場を失ったスパイ(エージェント)たちが、軍需産業や武器商人の
いわば代理店となって、混乱を演出して金儲けの機会を作り出すようになった。その集団を
混乱の「始まり」ということで、「アルファ」と名付け、アルファに対抗するために「オメガ」
が生まれた。

おもしろいのは、アルファもオメガも、かつての東西対決のような国や思想を軸にした縦型の組織ではないこと。
現代の情勢を反映していて、横のつながり、つまりネットワークなのだ。

まあ、それはさておき、オメガは20年以上休止していて、主人公と行動を共にする
老エージェントは23年ぶりに極秘ミッション「コベナント」により現役復帰する。

アルファから依頼を受けた(と思しき)フリーランスの殺し屋に狙われ、
元KGBのロシア人の助けを借りつつ、真相を突き止めようとする。

まあ、いろいろややこしくてですね、途中で他の4人の老エージェントと合流しようとするのですが、
認知症になっていて息子が後を継いでいたり、孫までいるおばあちゃんだったり、その孫が
引きこもりになっちゃってたけどおばあちゃんの才能を受け継いでいておばあちゃんから訓練
されていたり……といろいろ多彩なキャラが出てきます。

そしてかなり人が死にます。最後の山谷さん、死なさんでもよかったんちゃうん……。
山谷さんは釣具屋の親父のまま死ぬよりはいいって言ってるけど……。

恋愛要素はほぼないです。まあ、ちょっとほのかに恋心を抱いている人たちはいますが、それが
発展する気配もなく。

それから気になったのが、「見返す」「見る」は漢字なのに、目を「みひらく」はひらがななんです。
出版社によってコードがあるらしく、小学館はそうなのかな? それとも大沢さんのスタイルなのでしょうか。

翻訳学校に通っていたときの講師は、某書店から訳書を出している先生で、某書店コードで授業が進められました。

翻訳会社でもいろいろあって、“副詞は全部ひらがな”とか“音読みの副詞は漢字、訓読みの副詞はひらがな”
とか、コードがあります。面倒です(笑)←こら! ないところもあるけれど。

それから、場面に3人以上いるときに、誰の台詞かわからなくなるところが数カ所ありました。
読み直して「え~っと、これって、前にこの人がしゃべってるから、この人のセリフなのかな?」って。

とりあえずページをめくる手が止まらなくて、あっという間に読んでしまったので、もう一度じっくり読んでみよう。

そのうち。
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本をたくさん買いました。

2018-01-03 19:58:18 | 日記
実家に帰るときに、バーゲンをやっているモールを通って、「あ~、バーゲン行きたい!」と
なりまして、今日実際に行ってきました。

ウィンドウにはおしゃれなコートやセーターが飾られ、大きな○○%OFFの文字!
これぞバーゲン!
ただでさえ安い店頭価格から「タイムセールでさらに30%オフです!」という声につられて
店内に入ったものの、人が多すぎて気持ちで負けて、早々に退散した根性のない私(笑)。
バーゲンに行ってなにも買ってない(T-T)

普段、インドアな生活をしていると、こういうときにダメですね(笑)。

その代わり書店に行って、気になった本を5冊買いました。そのうち3冊は子どもの本です(笑)。
昨日の夜、突然、長男と次男に「こぶとりじいさんってどんな話?」と聞かれまして。
うちに童話の本はあるのですが、こぶとりじいさんは載ってなかったんですよね~。
概要を説明したのですが、絵本があってもいいな、と思いまして、たくさんお話が載っている
絵本を買いました。

それから“世界の不思議”系の本。まあ、これは私が読みたいっていうのもありますが。
あとは、鈴木のりたけさんの絵本。次男が好きなんです。結構おもしろいですよ。

それから、新聞広告で見た大沢在昌さんの『俺はエージェント』と、
東野圭吾さんの『ナミヤ雑貨店の奇蹟』。

積ん読にならないようにしないと。
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あけましておめでとうございます。

2018-01-01 19:52:51 | 日記
気づいたら新年が明けていました。
もう、早い早い!

去年は小説の方が減速してしまいましたが、今年はもう少し書けたらいいな~と
思いつつ……。

周りに流されないように、自分をしっかり持って、仕事に育児にがんばりたいと思います。

今年もゆる~くなが~い目で見守っていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
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