通称サブロクバン(910mm×1820mm)と呼ばれている有孔ボード(5.5ミリ厚)を半分に切り、16点支持で壁に設置しました。ボード用フックをいろいろと揃えながら、レイアウトしてみました。これから使いやすいように配置も変更していくつもりです。だんだんと防音室工房も完成してきましたが、もう少しカスタマイズしながら快適空間を作っていければと思います。
いよいよ最終段階に入りました。棚と作業台の設置です。棚は下に行くほど幅を狭くして作業の邪魔にならなくしています。作業台の脚は、いろいろと邪魔になるので、突っ張りで25ミリ厚の天板を支える構造にしました。壁が三方にあるのでこの構造でもしっかりと固定できています。あとは壁に有孔ボードを取り付け、工具・道具を収めて行く予定です。
ドアのハンドルは普通のドアノブをグレモンハンドルに改造したので、耐久性が心配なのであまり力をかけないように締まり具合を調整しました。本来ならば力をかけて「ぎゅっ」と閉める仕様のドアなので、あまり意味がない気が。でも、ゴムパッキンをぐるりと隙間なく貼ったせいで、音漏れは最小限になった感じがします。換気口の最終形として板を貼って蓋をしました。外に埃が出ていかないように塩ビパイプを取り付け、フィルターをかませました。
密閉性のある防音室なので、酸欠の恐れがあるため吸排気は必要とのことで、同じデザインで排気口と吸気口を作りました。換気扇の単純な取り付けと吸気口の穴がそのままだと大きく音が漏れるので、チャンバーと呼ばれる構造とし、吸音フェルトをくまなく貼り付けています。これに対角線上に穴の空いた木のカバーをつけて完成です。この構造で音はほとんど外へは漏れてきませんでした。
防音室のドアには「グレモン錠」というノブが使われことが多いと思います。気密性を高めるためですが、プロスタジオでもなく、ドアもちゃちな木製ということを鑑みると、市販の物は大げさかなと思い(高価だし)自作しました。自作といっても、通常のドアノブに、アルミアングルとアルミ棒、ベアリング付きローラーをタップでネジを切り、組み合わせてリベットで固定しただけのものです。ドア製作後、現物合わせで取り付けていく予定です。