東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

2021-22年「メトロポリタン美術館展」の出品画家・出品作を確認する。

2021年03月28日 | メトロポリタン美術館展2021-22
   2021年11月〜22年1月に大阪で開催予定の「メトロポリタン美術館展」。
 
   芸術新潮2021年4月号および先に巡回するオーストラリア・ブリスベンの美術館サイトから、出品画家・出品作を確認してみる。
 
(追記)確定版はこちら(6/7掲載)
 
 
EUROPEAN MASTERPIECES  
FROM THE METROPOLITAN MUSEUM OF ART, NEW YORK  
12 JUN 2021 – 17 OCT 2021
Gallery of Modern Art, Brisbane(Australia)
 
メトロポリタン美術館展
西洋絵画の500年
2021年11月13日~2022年1月16日
大阪市立美術館
 
 
芸術新潮2021年4月号で紹介された出品作12点。
(4/1、ゴヤを追記、点数を修正)
 
フラ・アンジェリコ
(1387/1400〜1455、イタリア)
 
ペトルス・クリストゥス
(1410/15〜73、フランドル)
 
ラファエロ
(1483〜1520、イタリア)
 
カラヴァッジョ
(1571〜1610、イタリア)
 
エル・グレコ
(1541〜1614、ギリシャ/スペイン)
 
ラ・トゥール
(1593〜1652、フランス)
https://www.metmuseum.org/art/collection/search/436838
 
レンブラント
(1606〜69、オランダ)
 
フェルメール
(1632〜75、オランダ)
 
ブーシェ
(1703〜70、フランス)
 
ゴヤ
 
ルノワール
(1841〜1919、フランス)
 
ゴッホ
(1853〜90、オランダ/フランス)
 
 
ブリスベンの美術館サイトでその画像が確認できた出品作8点。
 
ティツィアーノ
(1488/90〜1576、イタリア)
 
ルーベンス
(1577〜1640、フランドル)
 
ターナー
(1775〜1851、イギリス)
 
ドガ
(1834〜1917、フランス)
 
セザンヌ
(1839〜1906、フランス)
 
モネ
(1840〜1926、フランス)
 
ジョヴァンニ・ディ・パウロ
(1403?〜83?、イタリア)
 
ニコラ・プッサン
(1594〜1665、フランス)
 
 
その他、芸術新潮2021年4月号で、出品画家として名前を挙げられた5人。
 
フィリッポ・リッピ
   (1406〜69、イタリア)
クリヴェッリ
   (1430/35〜93/1500、イタリア)
ホルバイン(子)
   (1497/98〜1543、ドイツ)
ヴァトー
   (1684〜1721、フランス)
シャルダン
   (1699〜1779、フランス)
 
 
その他、ブリスベンの美術館サイトの動画で、名前を挙げられた30人。
 
ディルク・ボウツ
   (1415頃〜75、フランドル)
ヒューホ・ヴァン・デル・グース     
   (1440頃〜82、フランドル)
ダヴィデ・ギルランダイオ
   (1452〜1525、イタリア)
ピエロ・ディ・コジモ
   (1462〜1521、イタリア)
クラーナハ
   (1472〜1553、ドイツ)
ドッソ・ドッシ
   (1479頃〜1542、イタリア)
ヴェロネーゼ
   (1528〜88、イタリア)
アンニバーレ・カラッチ
   (1560〜1609、イタリア)
シモン・ヴーエ
   (1590〜1649、フランス)
ピーテル・クラース
   (1597頃〜1661、オランダ)
ベラスケス
   (1599〜1660、スペイン)
サルヴァトール・ローザ
   (1615〜73、イタリア)
ムリーリョ
   (1618〜82、スペイン)
アルベルト・カイプ
   (1620〜91、オランダ)
ロイスダール
   (1625頃〜82、オランダ)
ヤン・ステーン
   (1626頃〜79、オランダ)
ピーテル・デ・ホーホ  
   (1629〜77、オランダ)
ホッベマ
   (1638〜1709、オランダ)
レイノルズ
   (1723〜92、イギリス)
ジャン=バティスト・グルーズ
   (1725〜1805、フランス)
フラゴナール
   (1732〜1806、フランス)
ヴィジェ=ルブラン
   (1755〜1842、フランス)
マリー・デニス・ヴィレール
   (1774〜1821、フランス)
コロー
   (1796〜1875、フランス)
ドーミエ
   (1808〜79、フランス)
クールベ
   (1819〜77、フランス)
ジェローム
   (1824〜1904、フランス)
マネ
   (1832〜83、フランス)
シスレー
   (1839〜99、フランス)
ゴーギャン
   (1848〜1903、フランス)
 
 
   以上、55人。
   65点の出品なので、まだ埋まらない。
 
 
 
   地味に来日を期待している作品。
 
マリー・デニス・ヴィレール
《シャルロッテ・デュ・ヴァルドーニュ嬢の肖像》
1801年、161.3 × 128.6 cm
メトロポリタン美術館

 



8 コメント

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Unknown (Unknown)
2021-03-28 20:24:24
芸術新潮では、出品作としてこの作品も掲載されていました。

フランシスコ・デ・ゴヤ

https://www.metmuseum.org/art/collection/search/436546
巡回される模様です。 (左京区)
2021-03-31 00:50:04
K様

 いつも楽しく拝見しております。
 過去の記事で、本展が国内巡回するかという点に言及されておられました。

 独法国立美術館の2021年度計画34ページによると、国立新美術館に巡回する予定です。
 また、同時期に同法人2020年度計画にあったオルセー美術館展もあります。

 ▽オルセー美術館展 
    2022年2月2日―5月9日
 ▽メトロポリタン美術館展
    2022年2月9日―5月30日

 興味深いのは、35ページ以降の調査研究です。
 ここに記載されている内容は、数年後の展覧会を踏まえた内容になっているものと考えられます。

 国立新美術館を見ると、上記展と思しきオルセー美術館、メトロポリタン美術館との調査研究が挙げられています。
 それ以外を見ると、ルーヴル、エルミタージュ、ニューヨーク近代美術館などの錚々たる美術館があります。
 ルーヴルは、2018年から4年おきに開催されることになっている日本テレビ主催の展覧会ではないかと推察しております。

 いずれも予定通りに開催されることを期待したいものです。

 http://www.artmuseums.go.jp/04/0404-2021.pdf


 
Unknown (K)
2021-03-31 12:11:15
3/28にコメントをくださった方 様

ご指摘ありがとうございます。
後日、本記事に追記したいと思います。
Unknown (K)
2021-03-31 12:13:19
左京区 様

びっくり&嬉しい情報をありがとうございます。
また、重要な情報源をご教示いただきありがとうございます。
コメントいただいているとおり、2021年度および内容は不透明ですが2022年度以降も、西洋美術の大きな展覧会が準備中であることを認識できました。無事に開催できるよう祈るばかりです。
また、2021年度版の企画展計画では、前年度まであった「目標入館者数」の項目がなくなっていることが、厳しいこのご時世を感じさせます。
ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。
Unknown (マタイ)
2021-04-27 23:08:16
既にご存知かもしれませんが、K様が来日を期待していると仰っていた、マリー・デニス・ヴィレール《シャルロッテ・デュ・ヴァルドーニュ嬢の肖像》がブリスベンの美術館のサイトに追加掲載されております。
また、早くも図録の販売もスタートした?様子です。

そして、日本版の公式サイトも本日オープンしたようです。
(大阪市立美術館のページからアクセス可能です。)

カラヴァッジョやラ・トゥールはもちろん、クリストゥス、ホルバイン、シャルダン、ヴァトーなどとても豪華なラインナップになるようで今からとても楽しみです。
欲を言えば、アングル「ド・ブロイ公爵夫人の肖像」の来日を少し期待しているのですが、難しいでしょうか。

とにかく早く状況が落ち着き無事に開催されることを祈るばかりです。

今後ともK様のブログを楽しみにしております。
Unknown (K)
2021-04-28 20:23:44
マタイ様
コメントありがとうございます。
また、メトロポリタン美術館展の情報ありがとうございます。
日本展およびブリスベン展のサイトを見ました。

ブリスベン展のサイトは、ヴィレール作品の画像が追加されたこと以外は、出品作情報の追加はないように見えました。開幕までまだ1ヶ月半あるのに、おっしゃるとおり図録販売を開始しているように見えますね。表紙がカラヴァッジョ版とヴィレール版の2種類ですか。お値段高めですね。
ヴィレール作品が図録の表紙を飾るほどの作品とは知りませんでしたが、来日するだろうことが確認できて、嬉しく思います。

マタイ様が期待するアングル《ド・ブロイ公爵夫人の肖像》、実現するならば、これも展覧会の目玉クラスの作品ですね。METサイトの作品情報を見る限り、展覧会出品歴はないようですが、貸出制限の記載もないようですので、私も期待させてもらいます。

まずは無事開催できる状況であることを私も祈っているところです。
引き続きよろしくお願いいたします。
Unknown (マタイ)
2021-05-01 19:10:13
メトロポリタン美術館のサイトを確認すると、出品作として発表されている作品はいずれも現在は"Not on view"になっている様子です。
既に輸送の準備に入ったのでしょうか。
フィリッポ・リッピなど出品作が判明していない作家の出品作の推測に、もしかしたら役立つかも?しれません。
(そう仮定すると、アングルは展示中の様子なので、やはり出品は無さそうですね。)

余談ですが、今夏に札幌で「へそまがり日本美術」展が開催されるのは驚きました。
正直、札幌では興味がある展覧会の開催や巡回はほぼ皆無でいつも寂しいばかりなのですが、久しぶりに楽しめる機会になりそうです。
Unknown (K)
2021-05-02 03:33:03
マタイ様
コメントありがとうございます。

本当ですね、現在出品予定が確認できている作品はすべて「Not on view」表示でした。
おっしゃるとおり、これは海外出張準備に入っているということですよね、カラヴァッジョやフェルメールを「Not on view」しているくらいですから。
となると、クリヴェッリは6作品中3作品、フィリッポ・リッピは4作品中2作品に絞ることができます。他画家にも応用できます。
よくぞ、お気づきになられましたね。感嘆しました。お教えくださりありがとうございます。

府中市美術館「春の江戸絵画まつり」の初めての他館巡回&2年経っての再集結は、面白い作品が多数出品されると思いますので、是非楽しんでいただきたいと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

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