東京でカラヴァッジョ 日記

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イタリアのフェルメール展

2012年06月10日 | フェルメール

 今年は、イタリア・ローマでもフェルメール展が予定されています。


Vermeer. Il secolo d’oro dell’arte olandese
2012年10月~2013年1月
Scuderie del Quirinale


 フェルメールの出品点数・作品はまだ発表されていないようです。
  Scuderie del QuirinaleのHPでは、ワシントン・ナショナル・ギャラリーの「赤い帽子の女」1点のみが掲載されています。
  どうやら2008年に東京都美術館で開催されたような大規模なフェルメール展を狙っているようです。
  ただ、今夏来日する3点が含まれないことだけは確定です。


 イタリアはフェルメールを所蔵していませんが、フェルメールを所蔵していないヨーロッパの国でどの程度フェルメール展が開催されているものでしょうか。これまでのイタリアにおけるフェルメール展歴を確認してみます。
(データは次に拠っています:http://www.essentialvermeer.com


<1:2点>
1928年-ROMA, Galleria Borghese
Mostra di capolavori della pittura olandese
1)真珠の耳飾りの少女
2)恋文


<2:1点>
1951年-MILANO, Palazzo Reale
Mostra del Caravaggio e dei caravaggeschi
(カラヴァッジョとカラヴァッジェスキ展)
3)ダイアナとニンフたち


<3:3点>
1954年-ROMA, Palazzo delle Esposizioni
1954年-MILANO, Palazzo Reale
Mostra di pittura olandese del seicento
3)ダイアナとニンフたち(2回目)
4)牛乳を注ぐ女
5)絵画芸術


<4:2点>
1956-1957年-ROMA, Palazzo delle Esposizioni
Le XVII siecle Europeen. Realisme classique baroque
6)小路
2)恋文(2回目)


<5:1点>
2006年-MODENA, Galleria Estense
Vermeer. La ragazza alla spinetta e i pittori di Delft
7)ヴァージナルの前に座る女


<6:1点>
2006年-ROMA, Galleria d'arte antica di Palazzo Barberini
Una Lettera d'amore dall'Olanda: Vermeer a Palazzo Barberini
2)恋文(3回目)


<7:1点>
2008-2009年-ROMA, Museo del Corso
Da Rembrandt a Vermeer. Valori civili nella pittura fiamminga e olandese del '600
8)真珠の首飾りの少女


<8:1点>
2012年-RIMINI, Castel Sismondo
Da Vermeer a Kandisky
9)マリアとマルタの家のキリスト


(2012年6月末現在)
 8展覧会
 9作品
 延べ12回


1950年代に3回。あとは2006年以降に4回。
日本と比べると、少ないですね。



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