昨日は野暮用で疲れ果てて更新できませんでした。今日は気を取り直して、改めて土曜中山のGⅡ日経賞を検討してみます。先週の阪神大賞典と並ぶ、春の天皇賞の重要な前哨戦です。堅いレースと言われますが、どんなもんでしょうか。
1)前走(ステップ)と間隔
※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇有馬記念 10頭(アーバンシック①6着 ハヤヤッコ⑬15着)
〇アメリカJCC 8頭(マテンロウレオ⑥2着 マイネルクリソーラ⑮9着
チャックネイト⑧13着 アラタ⑬14着)
〇日経新春杯 4頭(マイネルエンペラー⑦3着)
〇ステイヤーズS 2頭(シュヴァリエローズ②1着)
間隔は、阪神大賞典と同じく前走・有馬記念組の中3ヶ月が多く、次いでアメリカJCCの中8週です。全体として間をあけて、ここを休み明けの初戦ないし叩き台とする馬が優勢に見えます。中5週の前走・京都記念組はデータ上は苦しいかも知れません。
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇4歳 9頭 〇5歳 9頭 〇6歳 5頭
〇7歳 5頭 〇8歳 2頭
/〇牝馬 2頭 〇騸馬 1頭
比較的4・5歳が多いとはいえ、長距離戦らしく7歳以上の年長馬も好走しています。GⅠを走ったことがあるような6歳以上の実績馬には相応の注意が必要です。牝馬は参戦数自体が少ないですが、阪神大賞典と同様、やや苦しい印象です。紅一点のヴェルミセルはどうでしょう。
3)血統
ここ3年に限れば、父系はサンデー系よりもキングカメハメハのミスプロ系が優勢です。あとはロベルト系が少々といったところで、むしろサンデー系はノーザンダンサー系(ND)とともに母系の方がいいようです。今回もこれらのパターンだとすれば、年長馬が多くて新鮮味に欠けますが、浮上するのは以下の5頭です。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・アラタ :父キングカメハメハ(Kingmambo)/母父ハーツクライ(サンデーサイレンス)
・ハヤヤッコ :父キングカメハメハ(Kingmambo)/母父クロフネ(Vice Regent系)
・フォワードアゲン :父ローズキングダム(キングカメハメハ)/母父グラスワンダー(Silver Hawk)・マキシ :父エピファネイア(シンボリクリスエス)/母父ディープインパクト(サンデーサイレンス)
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
① 上位人気馬が強い:過去10年の勝ち馬は④人気以内。
:①人気の複勝率50%、②人気同60%、④人気同70%
② 前走3重賞(有馬・日経新春・AJCC)に注目
:前走がこの3重賞で④人気以内の馬は複勝率60.7%
③ 継続騎手の馬が好走
現時点で人気順は判然としませんが、浮上するのは、まずアーバンシック、ついでマテンロウレオです。あとはアラタとハヤヤッコですが、こちらは一応名前だけ。
5)宮田式バイオリズム◎
・アーバンシック 4・1・0・3
・ボッケリーニ 7・12・2・11
・マイネルエンペラー 4・5・2・8
・マキシ 4・1・2・4
6)結 論
2022年のタイトルホルダーにならえば、ルメール騎乗のアーバンシックで断然ですが、人気を被りすぎると、先週の阪神大賞典に続く波乱もあり得ると思います。ここは対抗〇にとどめ、別馬から入る方が妙味がありそうです。狙いたいのは、好調が続くマイネルエンペラーです。ステイゴールド系の父系からも距離が延びてさらによさが出る感じです。あとは、阪神大賞典2着のマコトヴェリーキーに前走で先着したリビアングラスも上位可能ですし、ステイヤーズSを人気で勝ったシュヴァリエローズも当然圏内でしょう。穴っぽいのはマキシでしょうか。休み明けは苦にしませんし、長めの距離の方が持ち味が出そうなので、前走の大負けで人気を下げるようなら、これは押さえる価値がありそうです。あとは、マテンロウレオくらいで、ハヤヤッコまではどうでしょう。一発大がけならば、とも思いますが、中山は舞台適性が合わない感じがします。。
ということで、まとめると、
◎マイネルエンペラー 〇アーバンシック ▲シュヴァリエローズ △マキシ……
で、波乱の余地は少ない気がしますが、そんなことを言っていると、阪神大賞典みたいな結果になりますので、注意深くいきたいです。
本日もお読みいただきありがとうございました。花粉症に黄砂が加わって、外に出るのが困惑しますが、何とか体調を崩さずに週末までもっていければ。
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