今週のJRAは4重賞が組まれていますが、今日は土曜中山のフラワーCを検討してみます。桜花賞にも一応間に合う「最終便」で、古いですけど、2006年にはここを勝ったキストゥヘヴンが桜花賞を制したこともあります。今年のメンツにそんな実力馬が潜んでいるのか、持ち時計や過去10年の傾向などから考えてみます。
1)持ち時計上位
去年このレースを勝ったミアネーロの時計は、良馬場で1分48秒0(上がり35.4)でした。時節柄、雨が降って馬場が重くなっても不思議はありませんが、近10年で馬場が悪かったのは、2023年のみで、あとはすべて良馬場です。今年も土曜は晴れ予報なので、1分48秒台の時計が出そうですし、もし、47秒台で走れば、楽しみな逸材かも知れません。上がりもできれば34秒台がほしいところです。このあたりを念頭に各馬の持ち時計を比較してみます(〇数字は単勝人気順、*は重複馬)。
<1800>
* ショウナンサムディ 10/19東京 アイビーS ④4着 1分46秒5 33.9
パラディレーヌ 02/22京都 つばき賞 ①1着 1分46秒8 35.2
エナジーショット 03/01中山 1勝クラス ⑥2着 1分47秒2 35.5
* ホリーアン 03/01中山 1勝クラス ⑤6着 1分47秒9 35.0
ミッキーマドンナ 02/02東京 セントP賞 ②2着 1分48秒4 34.5 <1600>
ジャルディニエ 09/07中山 アスター賞 ①1着 1分33秒6 34.0
* ホリーアン 01/18中山 菜の花賞 ⑫7着 1分34秒1 34.5
ハードワーカー 01/12中山 フェアリーS ⑮7着 1分34秒3 36.3
<2000>
* ショウナンサムディ 11/30中山 葉牡丹賞 ②6着 1分59秒8 36.0
ゴーソーファー 01/06中山 1勝クラス ⑦1着 2分00秒7 34.9
ヴォンフレ 10/06東京 未勝利 ③3着 2分01秒1 34.7
参考までに去年(2024年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣ミアネーロ 01/13中山 菜の花賞 ①5着 1分33秒6 34.2
2⃣ホーエリート 02/17東京 フリージア賞 ⑧7着 2分00秒5 34.0
3⃣カンティアーモ 11/11京都 デイリー2S ③6着 1分35秒1 34.8 稍
持ち時計一番はショウナンサムディです。アイビーS組がその後重賞を勝つなど、わりと好走しているので、この馬にも期待がかかります。二番手は連勝中のパレディレーヌですが、比較上は、前走2000のゴーソーファーの方が有望かも知れません。あとはアスター賞の時計が光るジャルディニエとセントポーリア賞2着のミッキーマドンナあたりでしょうか。
2)前走(ステップ)とレース間隔
※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇未勝利 4頭(インヴォーグ②1着 ヴォンフレ③1着
キョウエイタイコ⑤1着)
〇フェアリーS 3頭(ハードワーカー⑮7着 ホウオウガイア③10着
ジャルディニエ⑦11着)
〇1勝クラス 3頭(ウィルサヴァイブ⑤2着 エナジーショット⑥2着
ゴーソーファー⑦1着 ホリーアン⑤6着)
〇阪神JF 2頭(※該当なし)
〇菜の花賞 2頭(※該当なし) 〇フリージア賞 2頭(※該当なし)
〇白菊賞 2頭(※該当なし)
前走との間隔で比較的多いのは中4ヶ月、次いで中2週と中9週で、長休あけでもわりと好走する傾向です。
3)血統
以前はサンデー系とノーザンダンサー系が強勢でしたが、近年はミスプロ系の方が優勢に映ります。父系でこれに合致するのは3頭です。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・インヴォーグ :父ロードカナロア(キングカメハメハ)/母父マンハッタンカフェ(サンデーサイレンス)
・コンテナライン :父ドゥラメンテ(キングカメハメハ)//母父Archarcharch(Kris S.系)
・ショウナンサムディ :父サートゥルナーリア(キングカメハメハ)/母父ディープインパクト(サンデーサイレンス)4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
① ①②人気の好走率高い
:①②人気の複勝率ともに80%
② 2勝馬優勢:複勝率44.4%
③ 前走1勝クラスの馬に注目
:前走芝1600~2000の1勝クラスの馬の複勝率64.7%
浮上するのはゴーソーファーとパラディーヌで、ジャルディニエがこれに次ぎます。
5)結 論
人気になりそうなのはパラディレーヌですかね。前走は完勝でしたし、鞍上も川田くんだし。JRAのデータ分析からも推せそうです。しいて難癖をつければ、母系の血統が適合的かどうか、よくわからんといった程度です。個人的にはゴーソファーの方を評価しています。前走でのちの弥生賞3着アロヒアリイを差し切った末脚が魅力で、今回も最後にパラディーヌを交わせるのではないかと期待します。あとは、実績から、レーヴドロペラ、ミッキーマドンナ、ハードワーカー、ショウナンサムディ、ジャルディニエに、ウイルサヴァイヴとエナジーショットまでで何とか収まらないかといったところです。
ということで、
◎ゴーソーファー 〇パラディレーヌ ▲ハードワーカー △エナジーショット……
で、まとめておきます。
本日もお読みいただきありがとうございました。うちの畑の桜は早咲きなので、昨日見たらもう満開でした。ソメイヨシノの開花が待たれます。あと少しですね。
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