Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

「きさらぎ賞」は勝負レースか

2023-02-01 | 予想

 今日から2月、如月です。歩いていて気がつきましたが、もうあちこちで梅の花がほころんでいます。今年の冬は雪も多く、例年より寒い印象ですが、私の住んでいる地域のデータを見たら、去年の1月の方が平均気温が低かったので少し驚きました。競馬もそうですが、人の感覚は時に思い込みであることが多く、あてにしづらいです。

 金杯から始まった今年の競馬も、もう4週が過ぎました。2月になるのを待っていたわけではありませんが、今日は日曜中京11Rのきさらぎ賞を検討したいと思います。過去には、スペシャルウィークやナリタトップロード、ネオユニヴァース、メイショウサムソンなど、勝ち馬や2着馬がクラシックに絡む重要なレースでしたが、最近は頭数も少なく、やや寂しい感じのする3歳重賞レースとなっています。今年はディープインパクト産駒の最後の世代が走るということですが、混迷する牡馬の3歳世代をリードする大物がブレイクすることになるのでしょうか。

きさらぎ賞の過去レース一覧|競馬リスト - KeibaList

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 今回出走するディープ産駒がオープンファイアです。父親とちがってけっこう大柄な馬で、9月の新馬戦は、最後の50mで(だけ)父親譲りの末脚を発揮して勝ち上がりましたが、次走10月のアイビーSでは、直線届かずに、勝馬から0.4秒差の3着に終わりました。秋の段階ではまだまだ成長が望まれる印象でしたが、現在はどうなのでしょうか。他の出走メンバーを眺めると、実績的にこの馬が1番人気になる感じがします。となると、同馬を尺度にして、主だった他馬との能力比較をするのがよいと思います。以下、前走の持ち時計を並べてみます(トーアライデンは前々走です)。〇数字は着順、( )は勝馬(2着馬)との差です。また、*は同じレースです。

・オープンファイア  10/22東京オープン 良 ③ 1分47秒9(+0.4) 33.3(-1.3)

・レミージュ     12/10阪神1勝C  良 ① 2分00秒7(-0.1) 35.6(+0.5)

・フリームファクシ  01/05中京1勝C  良 ① 2分00秒2(-0.2) 34.8(+0.2)*

・シェイクユアハート 01/05  〃    良 ③ 2分00秒8(+0.6) 35.2(+0.4)*

・ノーブルライジング 01/05  〃    良 ④ 2分00秒8(+0.6) 34.8(± 0.0)*

・ロゼル       01/08中山未勝利  良 ① 2分15秒3(± 0.0) 35.7(-0.3)

・トーアライデン   11/13阪神1勝C  重 ④ 2分04秒8(+1.0) 36.4(+1.7)

 これは、オープンFが1頭抜けて強いか、フリームファクシ、あるいはレミージュが同馬に泡を吹かせるか、というレースになる感じがします。穴を開けそうなのは、しいて言えばですが、未勝利勝ちしたばかりのロゼルか、今回初めて芝を走るクールミラボーあたりでしょうか(あまり気が進みませんが)。きさらぎ賞は過去10年のデータを眺めても、ディープ産駒の強いレースであり、血統的な強みのあるオープンFが連を外すという事態は、何かアクシデントでもないかぎり考えづらいので、連複の馬券的妙味は薄いと思います。本命党の方は厚く勝負できるかも知れませんが、穴党からはそっぽを向かれそうです。

きさらぎ賞(NHK賞)の過去10年データ、好走馬一覧(2023年2月5日中京11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 一昨日は、東京新聞杯よりきさらぎ賞の方が馬券的妙味があるかもしれない、みたいな軽率な( )を付けてブログを書いてしまいましたが、よく検討してみると、こっちのレースの方が堅く収まる確率が高そうです。日曜は、きさらぎ賞は見るだけにして、ひとつ前の10R令月S(芝1200ハンデ戦)や9R瀬戸S(ダート1900)で勝負した方がいい気がしてきました。明日以降、改めて考えてみようと思います。とはいえ、競馬も人生も何が起こるかわかりません。冒頭に書いたとおり、これも「思い込み」に過ぎないかも知れません。

 今日もお読みいただきありがとうございました。

 


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