今日は日曜阪神の読売マイラーズCを検討します。GⅠ安田記念の重要な前哨戦の一つです。過去10年で①人気が三連8連対で、馬券的妙味は薄い感じですが、先週のアンタレスSみたいなこともあるので、本番を意識して、過去10年のレース傾向から狙い馬を絞り込んでみます。
1)前走(ステップ)と間隔
※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇東京新聞杯 4頭(ジュンブロッサム⑥10着)
〇香港マイル 3頭(※該当なし)
〇中山記念 3頭(※該当なし)
〇阪急杯 3頭(※該当なし)
〇洛陽S 3頭(※該当なし)
〇マイルCS 2頭(※該当なし) 間隔で一番多いのは中5ヶ月で、以下、中7週、中10週が続きます。全体的に間隔をあけた馬の方が優勢で、休み明けの馬でも好走する傾向です。この点、中10週以上のジュンブロッサムやレイベリングにはよい傾向です。
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇4歳 12頭 〇5歳 10頭 〇6歳 4頭
〇7歳 2頭 〇8歳 2頭
/〇牝馬 0頭 〇騸馬 0頭
おおむね4・5歳の争いですが、中位人気以下の年長馬が穴をあける可能性もあります。
3)血統
ディープ系 vs キンカメ系の様相です。近年は後者の方が優勢です。また、ディープの兄ブラックタイド産駒のキタサンブラック産駒がここ2年馬券になっているので、このあたりで絞り込んでみます。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・ジュンブロッサム :父ワールドエース(ディープインパクト)/母父クロフネ(Vice Regent系)
・セオ :父スピルバーグ(ディープインパクト)/母父Oasis Dream(Danzig系)
・ニホンピロキーフ :父キタサンブラック(ブラックタイド)/母父スウェプトオーヴァーボード(Forty Niner系)
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
① 上位人気馬が強い:23/30頭が⑤人気以内、①人気の複勝率80%
② 4・5歳が優勢
③ 前走4着以内馬が好走:複勝率32.7%
④ ほぼ優勝馬は前走⑤人気以内・4着以内より
条件を満たしそうなのはセオで、その次がミスタージーティーです。
5)宮田式バイオリズム◎
・ミスタージーティー 2・1・1・7
・レイベリング 5・1・1・8
6)結 論
格上はジュンブロッサムで、例年どおりなら、この馬を軸と見るのが妥当ですが、一頭だけ58㌔で、しかも鞍上が武なので、個人的にはいや~な予感がします(毎度書いているとおり、私は武と馬券の相性がよくないもんで 笑)。となると、去年3着のニホンピロキーフか前走小倉大賞典勝ちのロングランですが、対戦成績からロングランの方を中軸にとろうと思います。データ的に7歳はマイナスで、しかもマイルは初めてですが、前走で速い流れを差し切ったあたり、適性は十分あると見ます。京都も三走前の1800で3着があるので大丈夫でしょう。相手は、上の2頭以外だと、セオとホウオウリアリティーあたりまでで、エアファンディタは届くのかどうか。あと、レイベリングはマイルだとパフォーマンスが落ちますし、4歳で唯一頭参戦のミスタージーティーは同世代のGⅠ舞台で水をあけられ、まだ条件クラスの身ですので、ここで一変となるかどうか。まとめてみると、
◎ロングラン 〇ニホンピロキーフ ▲セオ △ホウオウリアリティー……
で、人気順が判然としませんが、例年どおり上位人気馬同士で収まると見ています。どうなりますか。
ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。明日は香港のレースをのぞいてみようと思います。朝から雨ですが、週の折り返しです。無事に一日終わりますように。