goo blog サービス終了のお知らせ 

Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

20250408(火) ニュージーランドTの展望

2025-04-08 | 展望
 今日はNHKマイルCのトライアル戦、土曜中山のニュージーランド・トロフィーを検討してみます。暮れの朝日杯FSを制したアドマイヤズームの「一強」ムード濃厚です。相手探しのレースなのか、それとも、足もとをすくう馬が現れるのか、持ち時計や過去10年の傾向などから推察してみます。
 
 
1)持ち時計上位
 去年の勝ち馬エコロブルームの勝ち時計は、稍重で1分34秒4(上がり35.0)でしたが、その前年は同じ稍重でも1分33秒台が出ているので、今回もこのあたりの時計勝負となりそうです。良馬場なら32秒台に突入するかも知れません。今回の出走メンバーの持ち時計上位は以下のとおりです(〇数字は単勝人気順、*は重複)。
 
 <1600>
 イミグラントソング 12/14中山 ひいらぎ賞  ②2着 1分32秒5 34.6
 コートアリシアン  02/15東京 クイーンC  ④4着 1分33秒1 34.8
   *アドマイヤズーム  11/10京都 未勝利    ②1着 1分33秒9 35.0
 ミストレス     10/26東京 アルテミスS ⑦2着 1分34秒0 33.8
   *アドマイヤズーム  12/15阪神 朝日杯FS  ⑤1着 1分34秒1 33.6
 
 参考までに去年(2024年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣エコロブルーム   01/08京都 シンザン記念 ①2着 1分34秒7 36.1 
2⃣ボンドガール    10/07東京 サウジRC  ①2着 1分33秒7 34.1 
3⃣ユキノロイヤル   03/16中山 1勝クラス  ⑥1着 1分34秒8 35.0 
 
 アドマイヤズームは前走の朝日杯で確かに強い競馬を見せましたが、時計的に抜けているわけではありませんし、牝馬のコートアリシアンミストレスあたりが好勝負になるかも知れません。他距離からですと、クロッカスS組のプリティディーヴァストレイトトーカーが上がり33秒1、2の時計で走っていますが、全体時計が遅いので、どんなもんかというところです。ムイも前走1400を1分20秒台で走っていて目に留まりますが、3㌔減の軽量騎手でしたから。
 
2)前走(ステップ)と間隔
 ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇1勝クラス    8頭アタラシイカドデニ⑤1着 ストレイトトーカー②1着
                 チョングク③3着 ムイ⑦1着
 〇ファルコンS   5頭(※該当なし
 〇弥生賞      2頭(※該当なし
 〇京成杯      2頭(※該当なし
 〇シンザン記念   2頭(※該当なし
  
 ローテーション的には全体の70%が中5週以内で、間隔をあけるよりも3月以降に走っている馬の方が優勢です。アドマイヤズームは4ヶ月ぶりのレースとなりますが、去年①人気で2着に敗れたボンドガールが半年ぶりでしたので、一抹の不安はあります。
 
3)血統
 難解ですが、父系はやはりサンデー系でしょうか。ディープインパクトはもちろんですが、傍系のダイワメジャーがほぼ互角の勢いです。ディープ系を差しおいて、ダイワメジャー系の1頭だけ挙げておきます。
 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  、 
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
ルージュラナキラ  :父アドマイヤマーズ(ダイワメジャー)/母父カジノドライヴ(Bold Ruler系)
 
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① 伏兵台頭に要注意:過去10年で①人気の勝利なし
 ② 伏兵は内寄りの枠に潜む
  :1~4枠の勝率23.1% > 1~8枠同8.3% 
   ⑥人気以下で3着以内の馬9/11は1~4枠
 ③ 前走重賞2~9着の馬が狙い目
  :前走1着馬の複勝率18.5% < 同2~9着馬 28.4%(うち重賞が16/19頭)
 
 ③だけですが、コートアリシアンジェットマグナムミストレスルージュラナキラは有資格馬です。
 
5)結 論  
 アドマイヤズームが連を外さないとは思いますが、データ的には去年のボンドガールと同様、勝ち切れないシーンがありそうです。となると、やや底が見えた感のあるコートアリシアンジェットマグナムよりも、ミストレスルージュラナキラの方が妙味がありそうです。中心はサウジ帰りのミストレスとします。異例のローテですが、昨日触れたように、矢作調教師の思惑どおりならば、ここで出走権を取れるのではないかと思います。相手は、上に挙げた3頭の中では、人気を落としそうなルージュラナキラを一番手とし、その次にアドマイヤズーム、コートアリシアンの順で考えています。しかし、人気薄が穴をあけるレースでもあるので、伏兵には要注意です。クロッカスS組のプリティディーヴァストレイトトーカーに持ち時計トップのイミグラントソングあたりはそれなりの人気になるとして、大穴はミーントゥビーでしょう。前走の負けで人気を下げそうですが、阪神JF(7着)ではミストレスにアタマ差先着しているので、それなりに警戒しておくべきと思います。まとめると、
 
 ◎ミストレス 〇ルージュラナキラ ▲アドマイヤズーム △コートアリシアン……
で、万が一アドマイヤズームが4着以下に敗れるならば、どれでも万馬券でしょう
 
 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。株価の大暴落が続いています。あのバカ(ども)のせいです。今日もまた下がるんでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする