※訂正あり
今日は土曜阪神のチャーチルダウンズCを検討してみます。去年まではアーリントンCとして施行されていたレースで、NHKマイルCのトライアルの位置づけや、距離、条件、競馬場などすべて同じ。何故名前を変えるのか、理由が不明ですが、参考までに、チャーチルダウンズはご存じケンタッキーダービーが行われる競馬場で、アーリントンは(たぶん)米国の国立墓地です(すいません、シカゴの近くにアーリントンパーク競馬場があるので、そっちのようです)。アーリントンCの過去のデータをそのまま転用できそうなので、まあいいですが。持ち時計を含めて、中心馬の目星をつけてみようと思います。
1)持ち時計上位
去年の勝ち馬ディスペランツァの時計は、良馬場で1分34秒1(上がり32.4)で、スローだったせいか上がり時計が目立つ決着となりました。土曜の阪神の天気は曇一時雨の予報なので、稍重くらいにはなるかもしれませんが、去年のようにスローで流れれば1分34秒台、普通に流れれば1分33秒台の決着と予想されます。上がりはペース次第ですが、34秒台前半が出ればまずまずといったところでしょうか。今回のメンバーからは全体時計が1分34秒台くらいまでの持ち時計がある馬をピックアップして比較してみます(〇数字は単勝人気順)。
<1600>
アルテヴェローチェ 10/05東京 サウジRC ②1着 1分33秒0 34.5 稍
タイセイカレント 10/05東京 サウジRC ④2着 1分33秒1 34.3 稍
モンテシート 01/05中山 ジュニアC ⑩3着 1分34秒0 34.7
ビッキーファースト 10/05東京 未勝利S ④1着 1分34秒2 34.6
スリールミニョン 12/08阪神 阪神JF ⑯5着 1分34秒2 34.6
フォルテム 01/11中山 未勝利 ⑭2着 1分34秒5 36.3
チョングク 03/02中山 1勝クラス ⑥4着 1分34秒8 33.7
デリュージョン 01/05中山 ジュニアC ⑪10着 1分34秒8 33.9
ワンモアスマイル 03/16阪神 1勝クラス ①2着 1分34秒8 34.6 稍
ランスオブカオス 12/15阪神 朝日杯FS ⑨3着 1分34秒9 34.0
参考までに去年(2024年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣ディスペランツァ 03/10阪神 1勝クラス ③1着 1分33秒4 33.1
2⃣アレンジャー 03/23中山 1勝クラス ③2着 1分08秒3 34.2
3⃣チャンネルトンネル 03/17中山 スプリングS ⑥4着 1分50秒1 33.8
持ち時計上位はアルテヴェローチェとタイセイカレントのサウジRC組2頭ですが、その後の冬場の時計を見ると、スリールミニョンやモンテシートの方が上かも知れません。あとは上に名前が挙がりませんでしたが、2戦目で変わり身を見せたアスクセクシーモアも意外に好勝負になるかもしれません。
2)前走(ステップ)とレース間隔
※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇朝日杯FS 6頭(※該当なし)
〇1勝クラス 6頭(チョングク⑥4着 デリュージョン②3着
ビッキーファースト⑦10着 モンタルチーノ②7着
ワンモアスマイル①2着)
〇シンザン記念 3頭(アルテヴェローチェ①2着 ジーティーマン⑤6着)
〇ジュニアC 3頭(※該当なし)
〇未勝利 2頭(アスクセクシーモア③1着 ツーエムクロノス④1着
フォルテム④1着)
前走との間隔で比較的多いのは中4ヶ月(朝日杯FS)、中4週、中8週です。Gレースでない限り、2・3月に走っている馬が優勢です。この点で、アスクセクシーモアは間隔が開きすぎていて、若干不安が残ります。
3)血統
これは当日の天候や馬場に左右されると思いますが、かなり難解です。馬場に関係なくわりと好成績なのはミスプロ系かも知れませんが、それほど強く出ているわけでもありませんし。ほとんど根拠レスですが、重馬場にはならないと見て、父系ディープと母父ミスプロ系でピックアップしておきます。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・デリュージョン :父レッドベルジュール(ディープインパクト)/母父ルーラーシップ(キングカメハメハ)
・フォルテム :父フィエールマン(ディープインパクト)//母父ケイムホーム(Gone West)
・モンテシート :父ミッキーアイル(ディープインパクト)/母父Dutch Art(Machiavellian系)4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
① ①人気は勝つか④着以下
② 朝日杯FS組が好走:複勝率54.5%
平場の1勝クラス(×特別戦)にも要注意
③ 5枠が好運枠:5勝7連対、複勝率36.8%
条件項目が少ないので、馬名は省略します。
5)結 論
実績上アルテヴェローチェやランスオブカオス、スリールミニョンあたりが人気になりそうですが、一緒に走って来たメンバーのその後がいまいちなので、2勝馬のモンテシートを中心に据えようと思います。ジュニアCではファンダムに歯が立ちませんでしたが、2着のモンドデラモーレとともに他馬からは一枚上の走りを見せました。上の3頭が相手でも、それほどひけはとらないと思います。相手には、上の3頭に加え、能力的にアスクセクシーモアにチョングク、ミニトランザットあたりもまだ見限れない感じです。あとは穴でモンタルチーノの名前も挙げておきます。JRAの分析で言うところの、①人気が圏外に消えることを想定して、馬券を買ってみようと思います。
まとめると、
◎モンテシート 〇スリールミニョン ▲ランスオブカオス △モンタルチーノ……
で、おそらく当日①人気のアルテヴェローチェが消えてくれれば好配当です。
ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。今日も関東は雨模様で寒いですが、何とか週末まで頑張りましょう。