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投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

砂の器(駅前食堂、列車のビュッフェ) - 映画に出てくる食事の場面(19)


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1974年の日本映画。原作、松本清張。出演は丹波哲郎、森田健作、加藤剛、加藤嘉、島田陽子。


ハンセン氏病、戸籍詐称を扱った作品。出雲地方の方言が東北訛りのズーズー弁に似るということがトリックになっていて松本清張は備後落合(島根寄りの広島県)に宿泊していた時にこの方言を聞いたとされている。


東京で殺人事件が起こる。警察の聞き込みで殺された男性はバーでもう一人の男性と深刻に見える会話をしていたこと、カメダという地名らしき言葉と殺された男性が東北訛りらしき言葉を喋っていたことが分かる。秋田県の羽後亀田に関係があるのではとの見込み捜査を始めるところが映画の冒頭になる。


この映画で選んだ食事の場面はその東北出張での駅前食堂と列車のビュッフェ。両方とも昔ならばよく見た風景。今はめったに見ることはできない風景。


駅前食堂は秋田県の羽後亀田駅。刑事役の丹波哲郎と森田健作が駅前の食堂で丼物をかきこむ。二人のその所作から森田健作の若々しさと丹波哲郎の老練さが見て取れ面白い。


ビュッフェは急行「鳥海」の中。和賀英良役の加藤剛とはここで偶然出会う。



紐で結わえた駅弁がなんとも懐かしい。



(2016年1月)


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