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投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

「戦う翼」 光文社発行の「少年」付録


長い間ずっと何の付録なのか探していたのだが、やっと今日わかった。インターネットって便利だ。

私は幼少の頃から戦車・戦闘機・戦艦なんでも来いのミリタリーマニアだった。当時そういうのを何と言ったのか知らないけど。絵を描かせれば戦車か戦闘機か・・・そんなものばかり描いていた少年時代だった。

当時封切りされていた「バルジ大作戦」の映画ポスターを街で見かけ、それも二度ほど父親が運転する車の窓を通して見ただけなのだが、アルデンヌ高原を切り裂くように進む戦車の印象がとても強く心に残り、幼稚園の教室の黒板一杯にその絵を描き評判になったこともあった。どう思われていたのか知らないが、同じ敷地に隣接していた小学校からも教師がその絵を見にくるのを自慢げに校庭から見ていたものだ。どこかに行ってしまったがその絵が描いてある黒板の前でポーズを取る写真も撮ってもらった。

もちろんそんなだから迷惑そうな大人の思いも気にすることなく近所の誰彼となく戦争時代の話を聞きまくっていた。まああそこの家の坊は、ああいうヤツだと有名だったわけだ。

ある日家に帰ると、勝手口の上がり框(かまち)のところに小さな小冊子が置いてあった。誰が持ってきてくれたのか分からない。親に聞いても知らないという。きっと近所の誰かが置いていったに違いない。「戦う翼」という小冊子だった。あとから気づいたことだが「少年」という雑誌かなにかの付録だった。

この付録の小冊子をずっと捨てることが出来ないまま今に至っている。もうボロボロで手に取ると崩れ去りそうな状態なのだが、何度引っ越してもいつも手元に残っている。きっと誰にもらったか分からない、そのことがどこかで気になっていて捨てきれないんじゃないかと思う。

◆◆

ずっと気になっていたことは「誰から」ということの他にもう一つあった。「少年」とは何なのかということなのだが、それが今日やっと分かった。




少年 (雑誌)
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少年(しょうねん)は、光文社発行の月刊少年漫画雑誌。1946年11月に創刊、1968年2月に休刊(事実上廃刊)。

『1952年(昭和27年)に手塚治虫の鉄腕アトム』が連載開始。その他、江戸川乱歩作の読み物として「怪人二十面相」を始めとした少年探偵団シリーズが連載され、怪人二十面相と闘う「明智小五郎」や助手の小林少年の話が喝采を浴びた。昭和30年代初めには横山光輝の『鉄人28号』、堀江卓の 『矢車剣之助』で弾みをつけ、30年代後半には『サスケ』、『ストップ!にいちゃん』、『忍者ハットリくん』等の人気作品で少年雑誌NO1のポジションを少年画報から奪い取った。また別冊付録としての小冊誌(漫画)以外に、小物が付録として付けられる時もあった。

一世を風靡した少年月刊雑誌のひとつであったが、少年週刊誌の台頭によって売れ行きが伸び悩み、ついには休刊となった。






なるほどね。漫画雑誌だったわけだ。

でこの小冊子にどんなことが書いてるか紹介すると・・・


◆◆ 零戦に撃墜される米ドーントレスの絵。メラメラと燃えるカウリングジュラルミンの翼がリアル。




◆◆ 五色戦の出撃から帰等までの解説。パイロットは左側から愛機に乗り込むとか、左旋回をして前の機を追って編隊を組むとか書いてある。


その他「私はこうして戦った」とか「空中戦の歴史」とかの記事が並ぶ。
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