投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

韓国 現代史入門



同じ著者が翌年出版した北朝鮮現代史入門はアマゾンで扱っているのだが、この本は絶版にでもなったのだろうか、扱われていない。朝鮮半島というところは日本時代もそれ以降の現在までも(ここでは1980年代までだが)、もう途切れることなく民衆蜂起がおこり続けていたのだ、と書いてあるように読めた本。日本時代が終わった頃に作成された「朝鮮人民共和国政綱」が書いてあるのだが、韓国の盧武鉉大統領はこれをもとに政治をやってるんじゃないのか、と思わせる内容。


高 峻石 「韓国 現代史入門」 批評社

1987年10月25日初版第1刷発行

著者は1910年済州島生まれ。解放前(←こう書いてある)は早稲田大学政経学部を治安維持法違反で中退した後、小島経済研究所、中外商業新報、野田経済研究所、京城日報記者などを勤め、解放後(←こう書いてある)はウリ新聞主筆などを勤める。

治安維持法違反ということは共産主義者です。

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P19 朝鮮人民共和国政綱

1.われわれは、政治的経済的に完全な民主独立国家の建設を期す
2.われわれは、日本帝国主義と封建残滓勢力を一掃し、全民族の政治的社会的基本要求を実現しつつ真正な民族主義に忠実になることを期す
3.われわれは、労働者農民およびその他一切の大衆生活の急進的向上を期す
4.われわれは、世界の民主主義諸国の一員として相互提携し世界平和の確立を期す

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コメント一覧

k-74(投錨備忘録)
>主観視点の違い
毎度どうもです。



>民族の観点から観てつくる

>カタヨリが出るのは、しょうがない



うん、そう。そうなのだが、この著者が偏りすぎているのだ。





銀魚?
主観視点の違い
『れきし』の本って、作られた国、作られた民族の観点から観てつくるだろうから、カタヨリが出るのは、しょうがないと思うなぁ。





ある意味、歴史(と宗教)って、時の統治者の都合で改変されているのも事実みたいだしさ。(仏教もそうなのがびっくり)
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