投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

文豪と食 - 長山靖生 編(中公文庫)

 
著者は歯学博士。1962年茨城県生まれ。学生時代から文芸評論家として活動。1987年、横田順彌らと古典SF研究会を創設。初代会長。鶴見大歯学部卒。開業医の傍ら執筆活動を行う。

森鴎外 牛鍋「牛鍋」明治43年1月 心の花
国木田独歩 ビフテキ「牛肉と馬鈴薯」明治34年11月 小天地
夏目漱石 蕎麦「吾輩は猫である」明治38年1月~39年8月 ホトトギス
林芙美子 うどん「小さい花」昭和8年9月 新潮
正岡子規 柿「御所柿を食いし事」明治34年3月 ホトトギス
幸田露伴 菊「菊 ー 食物としての」昭和7年1月 鉄塔
永井荷風 葱鮪「風邪ごこち」明治45年4月 中央公論
谷崎潤一郎 美酒美食「美食倶楽部」大正8年1月 大阪朝日新聞社
芥川龍之介 洋食いろいろ「魚河岸」大正11年8月 婦人公論
泉鏡花 湯豆腐「湯どうふ」大正13年2月 女性
岡本かのこ 鮨「鮨」昭和14年1月 文藝
夢野久作 茶懐石「お茶の湯満腹談」昭和10年4月 文藝通信
斎藤茂吉 鰻「食」昭和22年12月 昭和23年1月 アララギ
山本周五郎 饗応と大志「尾花川」昭和19年4月 婦人倶楽部
太宰治 雀焼「チャンス」昭和21年7月 芸術

作中に食べ物が出てくるものは多いと思うが、題名がそれと言うものもけっこうあるものだ。最近は無いかも。

(2023年4月 西宮図書館)
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