ジュラシック・ワールド (竹書房文庫) | |
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竹書房 |
息子が「恐竜出過ぎてわけわからん映画」というコメントをLINEで送ってきたので、恐竜がメインだからそういう映画だろうと思いながら観てみた。
いつもの通り劇場の中央、無理なくスクリーンを真正面に位置する席を予約する。予約を入れた時はもう半分ほど席が埋まっていたが何故か知らないが一番よさそうに見える席が一つ空いていた。皆さん嫌いなのだろうか。K-13という席番がダメかな。13日の金曜日を連想するから?
席に着くまではきっと周りはカップルばかりなのだろうと思っていたら全く予想外。左の席は若い女性が一人で来ていた。確かに一人っきり。右の席には仕事はリタイアされただろうと思しき年齢の方、その右隣も同様。この二人は知り合いかと思ったが、様子を見ていると会話ひとつしない。二人とも単独。夕刻を過ぎて夜になりかけという時間帯もあり子供はみかけない。ほぼ大人。友人どおし、親子、若い女性のグループ多し。さすが観客動員数No.1の評判が高い作品だと思いました。
私の隣の初老を通り越した方からは、何か臭う。昨晩の酒が残っているような匂い。時々声を出してあくびをする。きっとアルコールが入っているに違いない。そのあくびは映画の最後まで続いた。そうですよね、私も途中で気を失いそうになった。退屈な映画でしたから・・・。
息子が「恐竜出過ぎてわけわからん映画」という評を送ってきたのも理解。確かに恐竜が出過ぎで大雑把で大味な映画でした。褒めるところを探さなきゃならないような映画。ストリーを期待してはいけないのだろうとは思うが、一作目の驚きや新鮮さ斬新さからは程遠い。見どころは海竜モササウルスだけか、最後の良いところも持っていったし。
編集もダメでしょう。途中から指揮を取り出す集団、説明不足。説明が無くても理解できればいいのだが、編集でカットされた場面が山ほどあるんじゃないかと思う。
戸田奈津子さんの字幕翻訳でWE NEED MORE TEETH!の日本語の訳もいまいち。この箇所はネットでも多数書かれています。何度も歯の数が歯の数がというセリフが出て来るから「歯の数が足りない」という訳にすべきなのだろう、そうそれが正しいのかもしれない。観客はそこで全てを理解しなきゃならない。でもですよ。普通、分からないとと思う。「歯が足りない」⇒「加勢が必要」⇒「ティラノサウルス呼んで来よう」っていうことのつながりが。はて?と思っていたら、ああそうか、そういうことかと強引に持っていかれて、最後はモササウルス登場で片が付く。
こういう映画は2時間で全てを無理なく理解させる編集にさせなきゃならないと思う。
今年の後半は「007 スペクター」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」や「コードネーム U.N.C.L.E.(ナポレオン・ソロ)」などの公開が続きます。楽しみです。