かたはカタ

年末、やっさんのメバル講座に参加した時、加太をホームに釣行している人と顔見知りになった。

明石のメバル釣りとは少し趣が違うようで、かなり気になっていた。

Ｙさんも、そんな気があったのか、話が盛り上がって、出港となった。

初めての船宿で要領もわからないが、それはそれ。

適当に、状況にまかせながら準備をすすめる。


平日、しかもこの寒波でお客は少ないだろうと思っていたが…。

乗船場所に着くと駐車場はほぼ満杯。　船には席取り用の竿が並んでいる。

なんとか二人並んで釣れる左舷みよし側に釣り座を確保し、コンビニへ。

食料を買い戻ると、ぼつぼつ船に乗り始めている。

状況がわからないので、皆と同じようにあわてて準備し、船に乗り込む。

舳先の６席は空席だが、それ以外の席は全部埋まっている。

確保した席につき、隣を見ると見たことのある顔が…。

いつも行く、エイトのＦ店長とＫ君が偶然隣に座っていた。あ～びっくりした。


５時３０分出港。

ポイントはすぐ近くらしく、ゆっくりと船は進む。

１０分ほどで最初のポイントへ来たが、真っ暗でどこかわからない。

２５号の錘で１５ｍ位のところを流すが、アタリなし。

手袋を忘れてしまい、手が冷たく、痛くて大変だった。

魚が釣れれば手袋が邪魔になるが、無いと大変！　手が痛い。

みかねたＹさんが片方を貸してくれようとするが、後々色々言われそうなので遠慮した。（ウソ）

釣りの方は、明石のようにあちこちポイントを変え、走り回るのではなく、一か所を長く攻めていく感じ。

何箇所か変わったが、状況が悪く、大半を港の前で流した。

１０時前頃まではメバルがポツポツという感じで釣れていたが、潮が変わったのか、ピタッと喰わなくなった。

すると、「ガシラ針いりまへんか～？」と中乗りのおじさんが回ってきた。

どうやら、お土産確保にガシラもやるらしい。

ここでＦ店長が急にやる気に…。

あっという間に１０匹ほど釣りあげていた。

メバルは、大物はＫくん。２８～２９位のグッドサイズ。

数ではＹさん、リリースサイズも入れれば二桁クリア。

おいらは、おっきいウマヅラとメバルとガシラがちょろっと。


ここにも「ここの釣り」があった。

この船宿が人気なのもうなずける、通いたくなる漁場だ。

大きいメバルを釣りたいなら「明石」よりこっちの方がいいかもしれない。

名前が「かた」という位だから…。