博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

落選ドミノ

2013-11-25 18:41:43 | 日記

<福島民友ニュースより>

市長選「現職4連敗」 除染や復興の遅れで“落選ドミノ”

 震災と原発事故後の県内市長選で、現職首長の落選が止まらない。二本松市では新人の元市議が、3選を目指した現職を破り、今年の市長選は郡山、いわき、福島に続き現職4連敗。ほかにも、双葉町で現職が辞職に追い込まれ、小野町、富岡町で現職が新人に敗れ、さらに広野町も今回、現職が敗退した。
 二本松市長選では、争点は震災後の復興施策に加え、今後の地域振興の在り方などが争点となり、郡山、いわき、福島ほど復興施策はクローズアップされなかった。それでも新人は市政刷新を訴え、市民は新たな風を取り入れる方向を選んだ。市民の閉塞(へいそく)感、行政への不満が見て取れる。
 現職が敗れた首長選はいずれも震災、原発事故後の対応、除染や復興の遅れが現職への強い不満となって票が新人に流れた点で共通する。
 県内では12月、現職と新人が争う相馬市長選が予定され、来年は1月に南相馬市、伊達市、喜多方市で市長選を予定、秋には知事選を控える。現職に厳しい風が吹く中、行政や政党の市民の声を聞く姿勢が問われている。
(2013年11月25日 福島民友ニュース)

*県内の首長選挙では、ドミノ倒しのように現職の落選が続いています。はたして原発事故が発生していなかったら、このような結果が出たのだろうか。除染や復興の遅れに対する不満などが、住民に身近な選挙に表れた結果ではないかと思います。

双葉郡では人口も面積も一番多く広い浪江町。意見は実に多様化し、また3区域に編成された中で、町民の皆さんが「帰る」・「帰らない」どちらの選択をしても不利益が生じないための施策、また生活再建のための賠償問題、さらに除染、仮置き、中間貯蔵施設、最終処分場など一自治体では解決できない課題が本当に多岐に亘っており、原発災害後の対応の難しさを一議員として実感しています。

 

さて、今日は全員協議会がありました。案件は先週のブログ(http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=3dc7e10d943fba54f3b81d8233a41a6c)でふれた「町総合医療センター」について。

副町長から経過説明を自分なりに要約すると、「マスコミ取材は、課長以上が受けている。20日(新聞記事が掲載した日)の庁議において取り扱いについて注意をし、21日には担当する課長に厳重注意した。今後、マスコミ対応について各課長への研修会を考えている」。町総合医療センターについては、「まだ決定したことではないが、二本松市に予定ている復興公営住宅が2か所になれば、入居者が多い公営住宅の方に建設したい考えはある。しかし、県・二本松市の協議をまずは踏まえなければならない」。

担当課長からは、これも自分なりの要約ですが、「18日の全協には資料を作成し出席の準備をしていた」。事務局では事前に出席するとは聞いていないと説明を受けましたが・・・。これを問うても言った・聞いていないになってしまうためスルー。「19日にマスコミの取材を受けたが、20日の記事は私の真意ではなく憤慨している。センター建設についてしっかり今後も取り組んで行く」。

この件にしても、災害が無ければマスコミ取材を受けることはほとんどなかったことであり、原発災害後の対応の難しさか・・・


十日市祭

2013-11-24 17:37:49 | 日記

<福島民報ニュースより>

なみえ焼そば提供 24日まで二本松で「なみえ町十日市祭」

  東日本大震災と東京電力福島第一原発事故により全町避難が続く浪江町の「復興なみえ町十日市祭」は23、24の両日、二本松市のJR二本松駅前周辺で開かれている。
 震災前、晩秋の風物詩としてにぎわった十日市を、全国各地に避難している町民のよりどころにしようと、町商工会などを中心に二本松で催し、3回目を迎えた。
 駅前周辺に数多くの露店が並び、市民交流センターの特設ステージでは郷土芸能の発表や地元ゆかりの歌手のライブなどを繰り広げている。
 今月9、10の両日、愛知県豊川市で行われた「B-1グランプリ」で日本一のゴールドグランプリに輝いた「浪江焼麺太国(なみえやきそばたいこく)」が報告と応援のお礼を兼ね、両日とも600人に「なみえ焼そば」を振る舞っている。23日は「こども太使」に任命された浪江小の児童が焼きそば配りや呼び込みなどを手伝った。
 さらに同校児童は全国からの支援への感謝と古里の復興を願い、創作太鼓を披露した。夏休み後に双葉町の標葉せんだん太鼓保存会から指導を受け、練習を重ねた「天響」を力強く演奏し、集まった人々を元気づけた。
 また同日は、今年度から活動を再開した相馬双葉漁協女性部請戸支部の役員や青壮年部員らが出店した。伝統的な漁師料理の「ほっき飯」の試食、かに汁とツブ串焼きなどを販売し、古里の味をアピールした。

( 2013/11/24 09:00カテゴリー:主要

なみえ焼そばを配る「こども太使」の児童
 
 
*昨日、今日と都合があり、残念ながら十日市には行けませんでした
たぶん大勢の浪江町民が駆けつけ、イベントなどを楽しみ、また知人などと久しぶりの再会で会話が弾み、盛大な十日市であったと思います。
スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

石炭ガス化複合発電

2013-11-23 16:10:26 | 日記

<福島民報ニュースより>

東電、福島に最新石炭火力

三菱グループと共同建設 

 東京電力が三菱重工業など三菱グループ3社と共同で、福島県に最新鋭の石炭火力発電設備を2基建設することが23日、分かった。出力は計約100万キロワットで、原発1基分に相当する。2020年ごろの運転開始を目指す。原発政策の将来像が不透明な中で、火力の増強により十分な供給力を確保する。

 投資額は約3千億円の見込み。三菱重工のほか三菱商事、三菱電機が出資する。資金力が低下している東電の出資比率は1割未満にとどまる見通し。

 従来の石炭火力より高効率な、石炭ガス化複合発電と呼ばれる技術を採用する。

(2013/11/23 11:15カテゴリー:主要)

 

*初めて聞く言葉「石炭ガス化複合発電」についてネットで調べたところ、何と今年6月に「勿来発電所」で運転を開始していたとは。

「石炭ガス化複合発電」の安全性は?。また、自然環境に優しい発電方法なのか?。期待して良いのかなぁー?。

 


万が一

2013-11-22 18:27:14 | 日記

 <福島民報ニュースより>

東電、今後の作業公表せず 核燃料取り出し 問われる情報公開の在り方

  東電は、燃料を輸送容器から取り出し保管する共用プールでの作業や、2回目以降の移送日程について「核物質の防護上、答えられない。作業終了後に公表する」としている。
 ただ、容器の落下など緊急時の対応は不透明で、高線量の使用済み燃料を移送する2回目以降、作業工程の危険性はさらに高くなるとみられる。
 県や双葉郡の首長は「原発周辺の避難区域に立ち入りしている住民の安全を確保するためにも、情報を公開すべき」と指摘しており、今後の情報公開の在り方が問われる。

( 2013/11/22 08:47カテゴリー:主要

 

<福島民報論説より>

【核燃料取り出し】廃炉も国が主導を(11月22日) 

 東京電力福島第一原発事故の廃炉作業が新たな段階に入った。事故から2年8カ月ぶりに、ようやく4号機の使用済み核燃料の取り出しが始まった。順調に作業が続いているが、失敗やトラブルは許されない。政府と原子力規制委員会は前面に出て監視や支援体制を強化すべきだ。
 震災時、定期検査中だった4号機には未使用と使用済み燃料合わせて1535体がプールに保管されていた。しかし、水素爆発で大破した原子炉建屋は、今後の大地震などでプールが崩壊する危険性が指摘されていた。
 まずは燃料22体を輸送容器に入れた後、100メートル離れた共用プールに移送する。取り出しの際に燃料を破損させないよう1秒間に1センチ程度の速度で慎重に実施する。別棟のプールに移すまで1週間、4号機の全ての燃料移送が終わるのは来年末までかかる。長期間の作業が続くため、慎重な取り組みが要求される。
 燃料の取り出し計画を認可した規制委も「大きなリスクを内在している」として監視を強化する方針だが、県民が安心できる体制を示してほしい。これまでも福島第一原発内ではトラブルが相次いだ。仮設配電盤にネズミが接触してショート、プール冷却が最大で約29時間停止した。8月には汚染水漏れが次々と発覚し、廃炉作業の安全性が問われる事態となった。
 政府や規制委に求められるのは監視と透明性だ。作業中に燃料が落下して容器が壊れれば、大気中への放射性物質拡散という事故につながる。取り出し作業は作業員が目視で行う。劣悪な環境下の作業で人為ミスが生じないとは言い切れない。東電はあらゆる事態を想定し、万一の時に対処できる-という。しかし、取り出し直前になって1~4号機の使用済み燃料プールに損傷した燃料が計80本あることを明らかにした。震災前の損傷とはいえ、積極的な情報公開にもっと早く踏み切るべきだった。
 万一の事態が発生したら、作業員の被ばくなどで廃炉作業が止まり、その後の作業にも影響を及ぼしかねない。原発に近い双葉郡内に一時立ち入りしている住民や作業員への広報や避難呼び掛けも重要となる。
 政府は東電任せを反省し、汚染水対策などの費用を一部負担し、国の関与を強める。さらに人的支援、作業員の就業環境の改善、廃炉技術の導入などに全力を挙げるべきだ。完全な廃炉まで長期戦が続く。政権が変わっても安心して廃炉を見守れる仕組み作りが必要だ。(佐藤 光俊)

( 2013/11/22 08:46カテゴリー:論説

 

*佐藤記者の論説に同感です。

町には、立ち入りしている町民に対しての「万が一」の場合を想定した避難広報や誘導などについて、再確認するよう求めたいと思います。

 


弁当と虹

2013-11-21 18:23:54 | 日記

今日で、定期監査及び援助団体等に関する監査が終了しました。来月6日に町執行部に対し、監査結果の講評を行う予定です。今後、その資料作りのための会議を数回開くことになります。

昨夜、領収書の額と収支報告書の数字が合わない夢をみました。夢にまで出てくるとは「恐るべし、監査」。

 

昨日 (写真上)と今日(写真下)のお昼に食べてた日替わり宅配弁当。300円と安価ですが、先週月曜日から続いたので、さすがに飽きが。

 

浪江町役場二本松事務所の駐車場に着いたら西の空に虹が(写真上)。帰りには福島市内の北の空に虹(写真下)。

 

虹を行き帰りに見れるなんて、「何か良いことが今から起きるのかなぁ~」。

そういえば、19:00から代表監査委員と事務局3人と私の5人で、監査の打ち上げをします。

「イイゴドオギダラドウスッペ」。