博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

約6500人

2013-08-26 18:41:49 | 日記

<福島民報ニュースより>

心の悩み深刻 県外避難長期化 孤立、生活苦…疾病の恐れ

 

 東京電力福島第一原発事故から2年5カ月が経過し、県外避難者が心の悩みを抱え疾病にかかる深刻な事例も起きている。家族と離れ1人で生活し、孤立化していることなどが背景にあるとみられる。県は10月、避難者の多い山形、新潟、東京3都県に常設の相談窓口を開設する。地元の臨床心理士会などに事業を委託し、臨床心理士らが応対する。他の地域でも順次、開設する方針だが、避難者は本県を除く46都道府県におり、全国でどのように相談支援態勢を築くかが課題となる。

■県、3都県に相談窓口10月開設

 県は平成24年4月に開設した「ふくしま心のケアセンター」で、避難者から生活全般について相談を受け付けている。県外からの電話も受けているが、不眠や不安を訴えるケースが大半を占める。うつ病を発症したり、アルコール依存症になったりする人もいるという。生活の場所が変わったことを苦痛に感じている避難者も多い。生活費についての相談も増えている。他県での避難生活が長期化し、自宅との往復などで金銭面の負担が増していることが心の重荷になっているとみられる。
 避難区域が設定された県内13市町村の住民を対象にした県の「こころの健康度・生活習慣に関する調査」(24年度)では、回答者6万6014人のうち4677人(約7%)が「心理的なストレスからの支援が必要」と判定された。こうした状況を踏まえて、県は県外避難者に対する「心のケア」態勢を充実させる。
 山形(7月4日現在・避難者約8200人)、東京(同約7300人)、新潟(同約5千人)の各都県の臨床心理士会、看護協会、精神保健福祉協会などに相談事業を受託してもらうことで合意した。各都県と、行政関係の庁舎など1、2カ所程度に窓口を設ける案で最終調整している。
 山形県では避難者が多い米沢市や山形市などに設置する方向。臨床心理士らが窓口に交代で在駐し、訪れた県民に対応する。電話での相談も受け付ける。症状が深刻な場合には精神医らを紹介する。県外避難者には県のホームページ、広報紙などで窓口開設を周知する。
 県は千葉(同3400人)、埼玉(同約3200人)両県とも事業実施に向け協議を始めた。
 ただ、避難者の居住地は、各都道府県内でもさまざまだ。さらに、避難生活が長引けば、ストレスが悪化するケースも想定される。民生委員らによる県外の借り上げ住宅の訪問などで、より手厚く支援することも必要となる。
 福島医大に10月、開設される「災害こころの医学講座」教授に就任する久留米大医学部神経精神医学講座の前田正治准教授(53)は「避難が長期化すれば、相談態勢の拡充や相談員の育成などがますます重要になる」と指摘している。
 郡山市から長男(11)と横浜市に避難している主婦富塚千秋さん(41)は「避難生活が長引き、悩みが常に付きまとう。きめ細かな手助けが必要」と訴えている。

■県外避難者5万3277人

 自主避難も含めた県外への避難者数(7月4日現在)は5万3277人で、都道府県別は【表】の通り。最も多いのは山形県、次いで東京都、新潟県の順となっている。
 避難者数は昨年3月8日現在の6万2831人をピークに、減少傾向にある。県は、除染が各地で始まったことや避難の長期化で経済的負担が増していることなどが、避難者の県内に戻る要因とみている。

( 2013/08/26 09:34カテゴリー:主要

 

*浪江町民の県外避難者は、和歌山県以外の45都道府県に、約6500人。避難生活が長引き、ストレスなどを抱えながら生活を送られていると思います。

何か相談事などがありましたら、jyuku-88@mopera.net までメールください。

 


まもなく丸1年は・・・

2013-08-25 21:39:41 | 日記

今日は、ブログネタがこれといってないもので、更新目的の内容です。

昨年の9月8日にブログを開設してから、まもなく丸1年になります。

1年経つのは、「早いのか」、あるいは「遅いのか」、どちらか分かりません

 

避難してから、まもなく2年半になりますが、これまた、どちらか分かりません

 

時間経過の感覚が麻痺しているのかなぁ~。

 


「FUTABA」のユニフォームが・・・・

2013-08-24 19:09:14 | 日記

来年の春の選抜高校野球に繋がる、第65回秋季東北高校野球福島県大会の各支部予選が始まりました。

今年の夏の大会で「FUTABA」のユニフォームも見納めかと思っていましたら、秋の相双支部予選に夏同様、双葉、相馬農の連合チーム「相双福島」として出場するではありませんか。

何とかどこかの球場で「FUTABA」のユニフォームが見れれば良いのですが・・・・・。

明日試合がありますが、見に行けません。「どうか、勝利しますように」

相  馬─────┐
       25A├─┐
小高工 ───┐ │ │
     24A├─┘ │
原  町───┘   │
         1B├─
新  地───┐   │
     24B├─┐ │
相馬東 ───┘ │ │
       25B├─┘
相双福島─────┘

相双福島:双葉、相馬農の連合チーム


決算審査等意見書完成

2013-08-23 18:56:03 | 日記

今日の二本松からの帰りは小雨模様。4号国道の温度計は「ナナナント、22度」。一気に秋かと思うほど・・・・。ただアパートに着き、室温計をみると、「27度」と表示。確かに蒸し暑い。

 

さて今日は、21日に引き続き、審査等意見書作成のための会議がありました。21日の会議での訂正・修正箇所の最終確認作業を行い、約50ページにわたる意見書が出来上がりました。町長への提出は近日中に行います。いつ皆さんに意見書について報告して良いのか(町長提出後なのか、9月議会開会後なのか)、初めての事なので分かりませんので、来たるべき時に搔い摘んでお知らせしたいと思います。

また、25年度7月分一般会計歳入・歳出累計表から出納室員が読み上げる金額の確認や一般会計・特別会計の預金整理簿と通帳額の確認など例月出納検査も実施しました。

 

さらに今日は、町と議会それぞれに対し、福島市とその近郊の11自治会長連名による要望書の提出があり、私も含めて福島市・桑折町に避難している5議員も提出の際には同行を依頼されていましたので、出席しました(事前に代表監査には要望に関し相談していましたので、監査の会議は一時休憩となりました)。

要望は「約4300名もの町民が、福島市とその近郊へ避難しているため、復興公営住宅を整備してもらいたい」という内容です。

 

忙しい一日でした。今からゆっくり風呂に入り、そのあとは当然左手の運動(?)を行います


有言実行

2013-08-22 18:40:05 | 日記

<福島民報論説より>

【汚染水流出】国の対策待ったなし(8月10日)

  東京電力福島第一原発事故の汚染水対策は待ったなしだ。経済産業省は、原子炉建屋への地下水流入を防ぐ関連費用を来年度予算の概算要求に盛り込む方針だ。予算は来春にならないと執行されない。悠長すぎる。対策費は300億~400億円を見込む。被災地と関連の薄い事業に使われようとして差し止められた復興予算が約1千億円残っている。政府は復興予算を活用して緊急補正予算を組み、今すぐ対策に乗り出すべきだ。
 対策本部の試算では、福島第一原発から一日約300トンの汚染水が海に流出している。流出問題を受け、昨年6月に始まった本県沖の試験操業は中断する見通しだ。漁業関係者は、ようやく差した光を再び奪われた。再編が完了した避難区域の住民帰還にも影響する。外交問題なども懸念される。
 政府が検討する対策は、建屋周辺の土を凍らせる「凍土遮水壁」だ。1~4号機の周囲約1.4キロを囲むように一定間隔で地中に管を設置し、冷却材を循環させて地盤を凍らせる。建屋に流れ込む地下水量を抑制できるという。
 トンネル工事などで用いられる工法だが、長期間使用した前例はない。当初、技術的な検討を重ねて今年度中に実現可能かを判断するとしていた。事態の深刻さを受けてようやく、概算要求に盛り込み前倒しする方向となった。
 汚染水の海洋流出は早い時期から疑われていた。東電は否定し続け、国は7日にやっと認めた。事故発生当初、炉心溶融を認めなかった事例と酷似している。危機管理は、最悪を想定し、直ちに対策を取るのが定石だ。楽観的な材料に固執し、判断が遅い。国も東電も学んでいない。
 平成24年度当初予算と23年度三次補正予算に計上した復興予算のうち、ご当地アイドル育成や「ゆるキャラ」イベントなど被災地に関係ない事業費が1兆1570億円あった。都道府県や公益法人の基金に配分、9割以上が使われた。国は残る1017億円の返還を求めた。
 復興予算の「流用」を見逃した財務省の罪は重い。一方で、東電に対する賠償支援金の増額や、18歳以下の県民の医療費無料化など本県の復興に欠かせない予算には難色を示す。同省はこれまでの態度を深く反省し、残った復興予算を対策に充てるよう政府に進言してはどうか。
 安倍晋三首相は政府の原子力災害対策本部会議で「東京電力に任せるのではなく、国としてしっかりと対策を講じる」と述べた。速やかに実行してほしい。(小池 公祐)

( 2013/08/10 08:22カテゴリー:論説

 

*新たに、原子炉冷却に使った後の汚染水を貯蔵する地上タンクから、約300トンの汚染水漏れが発覚しました。タンクは鋼鉄製の部材をボルトでつないで組み立て、ゴム製パッキンの劣化やボルトの緩みで水漏れしやすい構造だそうです。同型のタンクは敷地内には350基あり、このうち310基で汚染水を貯蔵しているとのことです。原発事故後、タンクからの水漏れは今回で5回目で、いずれも同型のタンク。

汚染水に対する早急な対策と根本的な解決が求められます。

小池記者の言うとおり、原子力災害対策本部長である安倍総理、「夏休みでゴルフ三昧だったそうですが、汚染水漏れには夏休みはありません。『有言実行』を期待します」。