博文(ひろぶみ)通信

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双葉高校90周年

2013-10-13 18:22:06 | 日記
 <NHK福島放送局福島県ニュースより>
 

避難先で双葉高90周年

原発事故の避難区域に元の校舎がある県立双葉高校が12日、避難先のいわき市で、創立90周年の記念式典を開き、出席した生徒の代表は「先輩の築いた伝統と精神を次の時代に引き継ぎたい」と決意を述べました。
12日、いわき市で県立双葉高校の創立90周年の記念式典が開かれ、生徒や保護者、それに卒業生などおよそ400人が出席しました。
双葉高校は原発事故の避難区域の双葉町に元の校舎があり避難先のいわき市の仮校舎で授業を行っています。
元の校舎がある場所は放射線量が高く戻れる見通しはたたず、生徒数は震災前のおよそ1割の64人に減ってしまいました。
式典で刈屋俊樹校長は「厳しい状況が続いていますが、生徒のひたむきな姿や明るい笑顔に希望と未来を感じます。ふるさとの未来を担う人材を育てていきたい」と述べました。
また、生徒代表の3年生の山本未来さんは「90年の間にも逆境といわれた時期もあったはずです。先輩方が築いた伝統と精神を次の時代に引き継ぎたい」と決意を述べました。
続いて今後の学校のあり方について生徒と卒業生によるパネルディスカッションが行われ、生徒と卒業生の双方から「このままでは生徒が減り存続は難しくなる」という厳しい現状を指摘する声が相次ぎました。
これについて、生徒からは「学びたいと思う魅力的なカリキュラムを作って学校を存続させてほしい」という意見が出されました。
一方卒業生からは「出前授業など様々な形で卒業生も協力したい」という申し出がありました。
出された意見は、高校の同窓会を通じて県の教育委員会に提出されるということです。
記念式典の実行委員長を務めた昭和26年の卒業生の小山恒雄さん(82)は「晴れやかな式典のはずなのに本当に100周年を迎えられるのかと考えると現実は厳しい。どのような形でもよいので学校を無くさないでほしい」と話していました。

10月12日 22時59分

 

*創立90周年の記念式典に都合があり、出席できませんでした。

校歌斉唱では、涙する同窓生もいたそうです。私も出席していたら、確実にその一人に・・・・。