風の樹人日記

写真付きで日記や趣味を書く

新老人の思想。

2014年07月16日 | アート・文化

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 五木寛之「新老人の思想」を

 謙虚に読み始めました。  「逝き時」があるというのです。

100歳以上の長寿者が何万人にもなったのですが、80%が「寝たきり」だという。  本当に生きていると言えるのだろうか?    という問いに始まって、年齢の呼び名まで「喜寿・米寿・白寿・傘寿」などがごく当たり前の現在と、全く意味が変わってしまったというのです。

 そう、誰もが「還暦」まで目出度く元気でいられたと祝っていた時代は、とうの昔の話になって仕舞っている。    しかも「新老人」を、五つのタイプに分けて解説しているのです。

 Aタイプ/肩書き指向型。Bタイプ/モノ志向型。Cタイプ/若年志向型。Dタイプ/先端技術志向型。Eタイプ/放浪志向型。に分けられるともいうのです。

 関西の文化人藤本義一の逝き方が素敵だったのではないか?  往き時を心得た79歳の享年だったと締め括っています。  平明な文章や、考え方を「語り言葉」のように沢山の本にしてきた作家です。  共感しながらほとんど全部読んだような気がします。

 そうだ、「行き時」があるのだと思いながら79歳と言うともうほとんど時間が無い。 「やっぱり生涯現役・田舎絵描き、子供のアトリエ運営」でいくしかないな。  全力投球で今日も行こうと、少し以前の作品を掲載して見ました。

 100号・20号・B3の風景スケッチまで…。   懐かしいだけではなく、「良くやっている」と思う作品ばかりをat randomに…。