あけましておめでとうございます。年末の会津は大雪で車300台の立ち往生、その後鳥取のほうでも雪による車の渋滞など年末年始に向けあちこちで、雪による被害が報道されました。我が家にも友人知人から「雪大変なんでしょう、大丈夫」と心配する連絡を頂き、ありがたいなと思っいました。年賀状で大雪のお見舞いをしてくださった方もおりました。
実は、南会津の方は年末年始の雪はさほどではなかったのです。昨年は年明け早々の大雪で、除雪にとても時間がかかったのですが、今年はお正月の間お天気に恵まれて良い年明けとなったのです。会津若松市から南会津町に通勤している方が、「田島に赴任してきて、田島の雪を見てほっとしたのは初めてだ。」と笑っていました。
雪国は慣れているので除雪隊の方の腕も良くきれいに雪を片付けてくださるのですが、普段あまり降らない地域は除雪が下手で、大通りは何とか走れるけれどわき道は車では走れないと言うことでした。田島から若松市に通勤している方は仕事始めの日、普通1時間ちょっとで行く所を6時間かかってやっと職場に着いたそうです。市内通勤で車で15分の所が2時間かかり、翌日から歩きでの通勤に変えた方もいたそうです。
今年は南会津のお正月のように穏やかであることを祈っています。
昨日は小正月でした。昔は暮から正月にかけて忙しく働いた女性が実家に帰ったり、家事を休む骨休みの日とされていたそうです。今はあまり関係ないでしょうか。私は昨日はちょっとゆっくり出来ました。
福米沢では小正月の行事として“団子さし”と“歳の神”があります。我が家でも14日にみずの木に赤、白、緑、黄の団子と小判や恵比寿、大黒様などの飾りを付け、本堂、神棚、3つのお堂、トイレに飾りました。
15日は地区の歳の神でした。地区の人たち80名が参加し、厄年の人たちのみかんまき、厄を祓い五穀豊穣を祈り歳の神に火をつけみんなでよい年であるようにと願いました。
左:厄年の人たちの厄祓いのみかんをみんなで拾います。後ろのほうでみかんが飛んでくるのを待っていましたが、あまり飛んできませんでした。人口が減っているせいでしょうか、厄年の人も減って、みかんも年々少なくなるような気がします。ちょっと淋しいですね。
右:歳の神の火で昨日の団子さしの時に一緒に作っておいた団子とスルメをみずの木につけ焼きます。
左:熱くて近くによることが出来ません。焼いた団子は香ばしくてとても美味しかったよ。この団子を食べると病気にならないそうです。スルメはどう言ういわれがあるんでしょうね。残念ながら?です。知っている人がいたら教えて欲しいなー
右:職場の若い人も参加してくれました。歳の神の灰を顔につけると病気にならないと言われており、頬にぬっていただきました。なんだか猫の髭のようですね。私が思うに病気にならないと言うよりも、怖い顔になって厄を除けるのではないでしょうか。
左:消防の人たちもスルメを噛みながら火が散らないようにまとめてくれています。ご苦労様です。
右:本堂の団子の飾りの前で炭を塗ったままの顔で・・・若い人はどんなものを塗っていても可愛いですね。本堂はまるで大きな冷蔵庫に入ったようです。
不景気、異常気象、消えた高齢者、いじめ、自殺等等・・・良い話が少ない世の中になってしまいました。そんな中でもきっと笑いや幸せがあるはず。小さな幸せを重ねて行きたいですね。
みかんの数が少なくなったことは残念ですが^^;) 伝統に息づいた小正月の行事、素敵ですね♪
そして、地域の行事に職場の若い方がいらっしゃるなんて、以前、まるさんの親御さんの「なんで、よその地区の行事に参加しているんだ・・」とおっしゃっていたそうですが、日頃の職場の環境が想像でき、ほほえましいかぎりです。
さて、浜も16日朝方、初雪がありまして、御近所の子どもさんたちが大はしゃぎ^^我が家の車の上に積もった雪を分けてあげました(他所から見ると掃除をさせていた様にも見えますが・・)
庭のクリスマスローズのお花が雪の重みでうな垂れてしまい、急いで払って回りました^^;)
木々も色艶が鮮やかになった様な・・見上げると、雪後の空は、いつもより碧く、昨夏に訪れた尾瀬の青空を想い出しました♪ 今年も夏休とって出かけるぞ~~~(やっと新年の抱負が見つかりましたアハハ)
お正月が過ぎてから、毎日毎日雪が降り続いています。
歳の神のステキな行事を写真だけでも拝見できて、本当によかったです。
楽しそうな様子や、みんながたくさんの思いを持って行司に臨んでいることがほんの少しわかったような気がします。
『今年一年健康でありますように』とか『家族みんながしあわせでありますように』という祈りは、どちらかというと、大切な『誰か』のために願うことでありたい…と思うこの頃です。