藤末議員のブログ上の発言が話題となっている。
同じ時期に東洋経済onlineで連載されていて、なかなか良いことを言うなあと思って
いただけにちょっとびっくり。
有権者向けのリップサービスだと思うけど、労働分配率も絡む話なので少しフォロー。
まず、企業の配当を制限して労働分配にまわすという意味がわからない。
「銀行員の賃上げのために利子をカットしときましたから」と言われて、その銀行の
預金者は納得するだろうか。しないだろう。
もちろん、配当を抑えて従業員に回すというアプローチもある。
たとえばドリームインキュベーターの堀紘一氏は、常々
「うちは配当は薄く、社員にあつく報いる」と語っている。
別に“友愛”を信奉しているわけじゃなくて、優秀な人材を囲い込んで業績拡大します
よという戦略であり、それを評価する人が株に投資するというわけだ。
そういう個々の事情を無視して、ドリームインキュベーターみたいな会社も、惰性で
漂流しているような電機みたいな会社も、一律で同じ規制を適用しちゃったらどう
なるか。
「うちに投資してくれたら、これだけリターン出しますよ!」
というご褒美を見せることも無く、かといって
「我が社は人的投資や内部留保で、これだけ成長して見せますよ」
という説得力のあるロードマップすら描けず、ただただ規制で労働分配率だけが高い国。
日本人も含めて、誰も投資しないんじゃないかな。
団塊世代なんて節操ないから、退職金とか全部新興国に投資しそうだ(笑)
そうそう、あちこちで書いてきたことだけど、日本は賃金が硬直しているせいで
不況になったら労働分配率は自動的に上がる。民主党が政権とっている間は心配
されなくとも上がりっぱなしでしょう。
参照:「公開会社法」が日本を滅ぼす
同じ時期に東洋経済onlineで連載されていて、なかなか良いことを言うなあと思って
いただけにちょっとびっくり。
有権者向けのリップサービスだと思うけど、労働分配率も絡む話なので少しフォロー。
まず、企業の配当を制限して労働分配にまわすという意味がわからない。
「銀行員の賃上げのために利子をカットしときましたから」と言われて、その銀行の
預金者は納得するだろうか。しないだろう。
もちろん、配当を抑えて従業員に回すというアプローチもある。
たとえばドリームインキュベーターの堀紘一氏は、常々
「うちは配当は薄く、社員にあつく報いる」と語っている。
別に“友愛”を信奉しているわけじゃなくて、優秀な人材を囲い込んで業績拡大します
よという戦略であり、それを評価する人が株に投資するというわけだ。
そういう個々の事情を無視して、ドリームインキュベーターみたいな会社も、惰性で
漂流しているような電機みたいな会社も、一律で同じ規制を適用しちゃったらどう
なるか。
「うちに投資してくれたら、これだけリターン出しますよ!」
というご褒美を見せることも無く、かといって
「我が社は人的投資や内部留保で、これだけ成長して見せますよ」
という説得力のあるロードマップすら描けず、ただただ規制で労働分配率だけが高い国。
日本人も含めて、誰も投資しないんじゃないかな。
団塊世代なんて節操ないから、退職金とか全部新興国に投資しそうだ(笑)
そうそう、あちこちで書いてきたことだけど、日本は賃金が硬直しているせいで
不況になったら労働分配率は自動的に上がる。民主党が政権とっている間は心配
されなくとも上がりっぱなしでしょう。
参照:「公開会社法」が日本を滅ぼす
>労働分配率を上げる効果も期待できます。
それは単にリスクとリターンを集中させるか分散させるかの違いにすぎない。
労働分配がしたいならそれはそれで、経営責任も参加者全員がかぶることになる。
昔から百姓一揆のようなリスクの大きい行動は、こうしてリスクを分散させている。
だがリスク分散であれば、参加者の全員がリスクを取らなければならなくなる。
http://gakuen.gifu-net.ed.jp/~contents/syou_shyakai/h15/ikki/content/08.html
農民たちは、団結を固めるために、一揆の仲間からぬけないという誓いを立てて、
傘連判状(からかされんぱんじょう)をつくりました。
経営陣と労働者が一体になるなら、労働者も経営責任を追及されることになる。
経営破綻したら労組にも責任が及ぶが、彼らにその覚悟があるかどうか。
スゲーww
オブラートに包みすぎて
サッカーボールみたいになってますな。
http://teiki.saiyo.jp/canon-mj2011/contents/dm_2/index.html
「今年は業績不振により新卒採用を一旦白紙撤回し、4月になったらその時どうするか考えます」をオブラートに包むとこうなるんだなという、ある意味で営業トークのお手本のような文章と言ってもいいかもしれません。
「労働分配率」が上昇しても「これは不況が原因だ!プンプン!!格差是正?とんでもない事を言うな。格差は上昇だ!小泉が悪い!」なんて算数的に支離滅裂な事を言うのであれば・・・
本音では「労働分配率も格差も本当はどーでもいい数字。気に入らない奴を叩くのに都合が良かっただけだ。文句あるか!」
って思っていたって事でしょうかね。
選挙対策としてやっているだけで、参院選後は正しい政策をする予定ならいいんですけど…。
選挙終われば小沢が政策のほうに強く関わってくるだろうから、そこに期待するしかない。
そんな日本に偽りの「友愛」言葉を言っては、更に駄目になります。国内では、わずか7万人ほど人口は減ってますが、まだ1億3千万人の世界有数の人口をようする国です。だから、人口減等は低迷の理由にならない。
しかも、世界との競合に殆どが負けてきている。半導体、電気機器(特に携帯)等目も当てられない負け方であるのをみれば、経営者の問題と従業員の働きが劣っていると考えるべきです。
それに加えて、政治が「派遣規制」「会社公開法」と矢継ぎ早に企業活動を邪魔をするそうだから、皆さんのご期待通りにこの国は衰微するでしょう。更に加えて、財務相が菅氏に交代。日銀に国債を買わせてデフレ脱却のカツマー提案を実行するでしょうから、大インフレも前倒しのはず。めでたし、めでたし。
antisayo さま
御意!
そんな初歩の初歩、ちょっと勉強したらわかるよ。
というか、株式投資する立場になれば嫌でもわかるでしょうに。
年収が下がっているデータ(2次データ)です。
http://www.webdoku.jp/tsushin/2009/12/21/006890.html
なぜ日本株は右肩下がりなんですか?
業績が悪化して非採算部門をリストラするときに、それをそのまま言うとステークホルダー(マスコミを含む)の反発が大きく、サラリーマン上がりの社長にそう言い切れるだけの度量がないから、会社の所有者である株主の意向で仕方なくやりましたみたいな話の流れを作り、(佐藤優やホリエモンの本によると東京地検もそうらしいですが)新聞の中吊り広告を見てこれは良いとかこれはけしからんとかを決める霞ヶ関のエリート(後に政治家に転進)が電車の中で株主重視はけしからんと思ったからということじゃないですかね?
現実のマーケットに向かい合っている人なら、日本企業があの手この手で株主の意向を無視しようと必死になっていることくらい誰だって分かっていますよ。
あと日本株が右肩下がりになるのは経営者が無能で社員が働かないからとばかりは言えない。人口が減少するマーケットで売り上げを右肩上がりにしろというのは大変ですよ。というか全体を見渡せば、アパレル業界のユニクロに代表されるように、一握りの会社以外はすべて右肩下がりになるのは必然の結果だと思う。就職氷河期で椅子取りゲームの敗者が必然的に増えるのと同じ。これでCO2排出25%削減なんてやられたら直ぐに日本経済は崩壊ですね。早くやってくれないかな。
別に団塊の世代じゃなくても、僕だって余剰資金は日本以外の国に移して投資していますよ。でもたぶんこれは日本だけじゃないと思います。今はどこの国の人間でも頭の中は右傾化してて財布の中は左傾化しているように感じます。
あと労働分配率を上げる民主党の政策には賛成ですね。どうせバラまきしか能がない財政破綻まで突っ走る巨大政府志向のアホ左派政権です。農民や子育て世帯へのバラまきだけでなく、独身サラリーマンの僕にもおこぼれを分けてほしいものです。
彼を信じて長期投資した人は大きな利益を得ている。
バフェットは企業を買収してもリストラはあまりしない。自分は投資のプロかもしれないが、買収した企業を経営するのにはプロではないとわかっているからだ。
バフェットは相続税を廃止しようとしたブッシュ政権や共和党を批判している。ウオール街のやり方にも一線を画しており、かつてソロモン・ブラザーズが不祥事で経営危機に陥った時に臨時会長をわずか1ドルの報酬で引き受けた。
彼は資本主義の長所短所を小さいころから身をもって学んだ人物である。だから、バランスのとれた「投資家」であり、すぐれた「経営者」であり、多くの人が彼の発言に注目するのだ。
民主党は外国人の参政権を限定的に認める方向だが、閣僚の1人くらい、助っ人として雇えないだろうか?
原因不明の健康上の理由で辞任した財務大臣の後任にバフェットを招へいすればいい。
彼が、就任早々「私は日本を信じている」と発言するかどうかは別として、マルキストの亀井静香には「資本主義とは何か」を教えてくれるだろうし、母親からの贈与に税金がかかることすら知らなかった鳩山首相には世間のお金の常識を教えてくれるだろう。
人件費の総額に限界があるということに気づいたので株主配当から人件費を持ってこようとしているのでしょうが、世界的な流れを見ればそんなことをすれば株価の大暴落が起きるだけで事実上不可能。人件費の総額自体を増やすのではなく、人件費の配分を変えるという方向に発想の転換をしないとだめでしょう。
>ヤの字と変わらない風貌と発想と行動をしているなと思ってます。
ヤの字の方が非合法を認識している分
ある意味マシかもw
まさにそうだと思います。団塊とその上の世代は、自分たちがリタイアしたら一気に「もっと物を安くしろ」と圧力をかけてくるでしょうね。団塊とその上の世代の可処分所得を増
やすために派遣労働で安く使われるのはごめんです。
だったらどうしたらいいか?単に大企業の現役労働者の既得権を切り崩すだけでなく、すでに退職した連中の既得権こそ
切り崩さなければいけないと思います。年金もそうですが、一番切り崩すべきなのは「医療費」。大体、酒とタバコをガンガンやって癌になった年寄りの医療費は、10割負担にすべきなんですよ。それこそ「自己責任」。払えない人のために、「安楽死制度」を早く導入すべきです。
同じ社会保障費でも、働いていない年寄りに手厚くする一方で、氷河期世代がネットカフェ難民などをやって、樹海に行ったり、線路に飛び込んだりする社会はどう考えてもおかしいでしょう。
年寄りを早く減らせば、無理に子供を増やす必要はありませんし、必死に経済成長をする必要もなくなります。
個人投資家として一言。
配当を期待する会社の株と、キャピタルゲインを期待する株とは分けて投資しています。以上。
労働分配率は、景気が良い時に労組が”ちゃんと仕事してますよ”ってポーズするためのツールなんでしょうね。
経営側が労働分配率を逆手にとってノンワーキングリッチの待遇を下げても、ロジックとしては間違ってないと思いますけどね。
いえいえ。労働分配率が上がった時は、不況の時ですから、彼らは「内部留保を取り崩して、臨時雇用の首を切るな」と叫んでいます。確かに分配率のことは忘れてますがね。
モリタクも類似のことを言い続けてますが、未だ堅気のところがあります。しかし、先程の人達は、企業から「むさぼる」「たかる」ことしかやりませんから、これを長年やっている労組の上部団体の幹部等、私の観察では、ヤの字と変わらない風貌と発想と行動をしているなと思ってます。議員になっても変わらないもので、民主党の参議院の労組上がりの人など、ヤの字の顔そのものでしょう。
ここにいる人に質問なんですが
株主重視しているなら
なぜ日本株は右肩下がりなんですか?
長期で所有していたら損じゃないですか?
教えてくださーーい!!
あと、この方は日本の株式市場の3分の1が外資で占められているということに危機感を持っているみたいですが、実際には日本の居住者でも外国のブローカーを経由して日本の株を買うと、それは東証ではガイジン買いとして計上されます。しがないサラリーマンの僕でさえ(超小規模ですが)ガイジン投資家の一人なのですから、機関投資家でグローバルマクロを組んでそういうことをやっているところは多いんじゃないですかね。
こういう一面的な見方しか出来ない(あえてしないのかもですが)人たちが政権側にいるというのは本当に怖いことです。そしてそういう政治家を選んだ日本国民も怖くなってきます。
言い換えればHRROIが下がるという意味ですよね。そういう意味では(投下資本に対する)利益率の成長という意味では逆説的なわけです。経済成長により労働分配「率」ではなく、労働分配「額」(人件費)を上げる、という方針ではないと経営的には矛盾するんですよね。
>預金者は納得するだろうか。しないだろう。
上手い!