先日、菅政権の雇用対策特命チームの“緊急政策”が発表された。
大方の予想通り、採用奨励金という形に落ち着いた模様。
たしか麻生政権の時、緊急雇用対策プランがやっぱり「採用奨励金」で、
「昔からやってるトライアル雇用と何が違うんだ?」という話をどこかで書いた気がする
のでもう改めては書かないけれど、2年近く経ってまったく同じことやってる民主党政権の
方がよりアホである。そんなもん緊急でも何でもないだろう。
ちなみに、カウンセラーや窓口の追加で色をつける点も、麻生政権とまったく同じ。
要するに、本質に切り込む胆のない人間だと、誰がトップをやっても行きつく先は同じと
いうことだ。僕はニヒリストではないけれども、最近の政治は「政治なんて誰がやっても同じ」
を地でいっている。
まあ効果ゼロではないからやるなとは言わないけれども、もともと人手の足りない
(それもおそらく地方の)中小企業に多少入りやすくなるかもしれない、という程度だろう。
3年前の売り手市場に世に出て、運よく大手企業の正社員に滑り込めた人と比べると、
下手すりゃ生涯賃金2億くらいは違うんじゃないかな。
一部に「新卒雇用問題はマッチングの問題であり、本人達が贅沢言わなきゃ働き口はある」
という論者もいるが、それは本質的には封建制度における身分制と同じ考えだ。
確かに身分に甘んじれば飯は食えるが、そういう社会は必ず活力を失う。
今日の日本企業の停滞ぶりを見れば明らかだろう。
日本に残された最大の成長戦略は、環境や介護ではなく、労働市場改革だ。
ところで、民主党は代表戦の真っ最中である。
もし、自分が面接官だとして、自己PRでこんなことを言う人が応募してきたらどうだろう。
「友愛です」
「第三の道を実現したいです」
「ぶっ壊すことです」
僕なら全員不採用間違い無しである。
大方の予想通り、採用奨励金という形に落ち着いた模様。
たしか麻生政権の時、緊急雇用対策プランがやっぱり「採用奨励金」で、
「昔からやってるトライアル雇用と何が違うんだ?」という話をどこかで書いた気がする
のでもう改めては書かないけれど、2年近く経ってまったく同じことやってる民主党政権の
方がよりアホである。そんなもん緊急でも何でもないだろう。
ちなみに、カウンセラーや窓口の追加で色をつける点も、麻生政権とまったく同じ。
要するに、本質に切り込む胆のない人間だと、誰がトップをやっても行きつく先は同じと
いうことだ。僕はニヒリストではないけれども、最近の政治は「政治なんて誰がやっても同じ」
を地でいっている。
まあ効果ゼロではないからやるなとは言わないけれども、もともと人手の足りない
(それもおそらく地方の)中小企業に多少入りやすくなるかもしれない、という程度だろう。
3年前の売り手市場に世に出て、運よく大手企業の正社員に滑り込めた人と比べると、
下手すりゃ生涯賃金2億くらいは違うんじゃないかな。
一部に「新卒雇用問題はマッチングの問題であり、本人達が贅沢言わなきゃ働き口はある」
という論者もいるが、それは本質的には封建制度における身分制と同じ考えだ。
確かに身分に甘んじれば飯は食えるが、そういう社会は必ず活力を失う。
今日の日本企業の停滞ぶりを見れば明らかだろう。
日本に残された最大の成長戦略は、環境や介護ではなく、労働市場改革だ。
ところで、民主党は代表戦の真っ最中である。
もし、自分が面接官だとして、自己PRでこんなことを言う人が応募してきたらどうだろう。
「友愛です」
「第三の道を実現したいです」
「ぶっ壊すことです」
僕なら全員不採用間違い無しである。
成果を上げればこれまでより給与や賞与が上がり、昇格もするが、成果が上がらなければ
これまでより下がる、つまり「成果によって処遇の差を広げますよ」という仕組みにすれば、多くの人がより高い処遇を目指してやる気になったり、処遇が悪くなることに危機感を抱いたりして頑張るのではないか、結果として全体の業績も上がっていくのではないか、というのが成果主義にかけられた期待でした。しかし、そうはならなかった。
ほとんどの企業で見落とされたのは、「成果を上げる人はいつも成果を上げ、成果が上がらない人はいつも成果が上がらない」という場合に、処遇を成果に連動させる仕組みが従業員にどのように受け止められるのか、という観点です。
出来る人はいつも何をしても出来る。そうでない人はいつもうまくいかない。評価が高い人と評価が低い人が大体決まってしまっているとどうなるか。学校の通知簿と同じで、高い評価を得るたびにどんどんやる気になることも、低い評価をされるたびに危機感が増していくこともありません。給与が何倍にもなったり、クビになったりするほどの差があれば別ですが、そうでもない限りは、評価や処遇が良いにしろ悪いにしろ、それにすぐに慣れてしまい、毎度のこととして無感動・無関心になっていってしまいます。
つまり、成果主義がみんなの頑張りにつながらなかったのは、「評価結果が固定化してしまっている」ことが原因です。
「成果を上げる人はいつも成果を上げ、成果が上がらない人はいつも成果が上がらない」のであれば、処遇の格差を多少広げたって、その差はいつものことであってやる気にも危機感にも大した影響がないのは当然です。
逆に言うと、評価がその度ごとに良かったり悪かったりして入れ替わり、その結果が処遇差となっていくのであれば、給与が上がったり下がったりして競争が起こり、やる気や危機感が醸成されやすく、成果主義は当初の狙い通り機能したのではないでしょうか。
ではなぜ、評価結果が固定化してしまっているのか。それは、「人材レベルに変化がないから」「能力や意識、意欲における個人差を放置してしまっているから」ではないかと考えます。
それぞれの強みや弱みが、時間が経過しても変わらず放置されている状態。
学ぶ機会も風土もなく、成長に乏しい状態。だから、評価の結果がいつも似たようなものになる。
だとすると、成果主義が機能しなかった理由は、育成とセットで処遇システムを導入・運用しなかったことではないかと考えます。配置換え、役割の見直し、研修、日ごろの指導などを通じた人材育成への取り組みを軽視したままなので、評価の良し悪しはいつも同じようなものとなり、結果として処遇格差が動機付けとして機能しなかったということです。
もちろん成果主義の導入当初は、より良い処遇を求めて各々が自主的に学び、成長しようとするのではないかという期待もありました。しかし、給与が何倍にもなったり、クビになったりするほどの差が付くわけではないので、そうはならなかった。
「人材育成の仕組みや注力度合いを変えずして、処遇システムだけ変えたことが問題ではなかったのか」というのが私の考えです。
BusinessMedia誠
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1008/25/news009.html
結局人事の本質を変えないと小手先の対策をしても何も変わりませんね。採用にしても成果主義にしても
このようなときは自分と合うか合わないかが一番の興味だが、それ以外に、我々をどうマネージするかという「手段」と、何をしたいかという「理念」を尋ねる。
1.友愛 2.第三の道(何もしない) 3.ぶっ壊すのうち、自分の上司を面接しているのであれば1か3ならやらせてみたいと思うかもしれない。ただ、最後までやり切ってくれるのか・・・そこが心配だ・・・1は結局投げ出したし・・・
と言ってくる人も不採用になる可能性が高いと思います。
グローバルな時代で採用を世界中で行う企業が増える中、四年間遊び回ったような学生を採用出来るような余裕のある企業はありません。
四年間を必死に勉強してきた学生はいつの時代も引く手あまたなはずです。
必死に勉強する環境へ社会を変えることが大事だと思います。
韓国は大手の入社条件にTOEIC900点以上必要です。
日本もそうなる必要があると思います。
と言ってくる人も不採用になる可能性が高いと思います。
これ凄くイヤだな…
仕事減ったら勝手に作りそうだし。
>日本もそうなる必要があると思います。
今いる正社員もTOEIC900点取れない人は全員解雇なら平等でしょうけど、既得権益を持っている大企業の正社員はぬるま湯で新卒だけやたら高いハードル求めるというのはおかしいでしょう。というかそもそもTOEIC900点取れる力あれば日本企業なんて見向きもせずに外資金融でもいって、成果主義でバンバン稼ぐ方を優秀な学生は選びますけどね。
>「1に雇用、2に雇用、3に雇用」
因果関係が逆ですね・・・。雇用を目的にすると結局借金してばらまいて雇用を作ろうという発想になるだけでしょう。まだ小沢の「ぶっ壊すことです」の方が期待できる気がします。
ブログオーナーの受け売り。成果主義が機能しないのは、日本の成果主義は「降格」がないマガイモノだからだ。
>政府に期待するのはお角違い
昔はお門違いではなかった。大学は入試選抜さえきっちりやれば、受け入れた大学生を教育しなくても経営できた。
経営環境が変わりつつあるとき、日本企業は外国人には学業やスキルを求めたが、日本人にはあいかわらず社畜精神に富んだ精神的に純白のタンパク質ロボを求めた。
かくして経営環境が完全に切り替わった今、もう日本人は不要との決断を下した。なのに大学は従来のままでグローバル人材の養成もできない。
もう「日本人は要らない」。ただそれだけだ。
>「1に雇用、2に雇用、3に雇用」
なんというか、やる前から「それじゃ問題解けないよ…」(まぁこのトピに書かれているように解く気もないんだろうけど)
菅直人さんは自分から辞任するタイプに見えないので3年で 何をやるのかわかり易く説明出来る総理を演じる義務があるはずだ。歴代の自民党の総理を菅直人さん自身が容赦なく追求してきたのだから。