Joe's Labo

城繁幸公式。
というか避難所。移行か?
なんか使いづらいな・・・

商工にっぽん4月号

2009-04-23 18:01:52 | work
特集「働かない中高年」問題をどうするか
『企業は年齢給を廃し、人材流動化を促進する他ない』寄稿。

まあいつも言っていることなのだが、注目すべきは

『次代の子供たちのために、いま生産性の低い中高年を切る』

と言う刺激的なタイトルの論。舩木氏という若い経営者のものだ。
素晴らしい。
「年齢は関係ない」だとか、「適所適材だ」とかきれいごと言う前に、規制を緩和
しろという意見で、もう何も付け加えることはない。
もっとこういう若く果敢で聡明な論者が増えてくれることを望む。
解雇規制の撤廃を含む、徹底した人材流動化以外に、格差是正も成長も
ありえないのだから。


「椅子の取り合いは良くないと思います」という意見は、小学生レベルの言い訳
なので無視しておいて構わない。

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13 コメント

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Unknown (さちよ)
2009-04-24 12:16:43
以前コメントで「中高年が切られたらその子どもの教育はどうなるか」と書きました。
確かに今の親が教育費を出すシステムでは中高年を切ったら子どもは学校に行けなくなります。

本当は諸外国のように学費は大学まで無料、というのが筋です。しかしそれは日本では実現困難。
かといって親が学費を出すシステムを放置してしまえば中高年は簡単に切ることができません。

そこで定時制高校の復権を考えます。
定時制からもどんどん大学にいけるようにすれば、学費は自分で払えるし、自分の人生を生まれではなく努力で切り開く気風もできます。
「夜だけ定時制」じゃなくて「13-17時まで定時制」「午前中だけ定時制」も作っていく必要があります。
(単位制高校がその役割か)
以前からこんなドラマを作って欲しいと思っていました。
「有名私立進学校に通う男子高校生が親のリストラで定時制に転校。働きながら高校に通い、社会にもまれ良い先生に出会い、全日制高校に通っていた時より勉強し、一流大学に合格」という内容。主演はジャニーズのタレントを起用ということで。

確かに「高校生自身にも働いてもらって進学を目指すように働きかける」というのは暴論かもしれません。
できれば奨学金制度が手厚くなって親の収入関係なく人生が切り開けるようになったら一番いい。
でもそれができないから突破口の一つとしてこのような暴論を敢えて書きました。

『不平等社会日本』を書いた佐藤俊樹さんと話すなどして、中高年をリストラしても子どもには被害が最小限になる政策方法もがんばってお考えになってくださいませ。
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Unknown (あげ)
2009-04-24 16:17:38
>かといって親が学費を出すシステムを放置してしまえば中高年は簡単に切ることができません

奨学金制度の拡大
独身・子無しから子あり家庭への所得移転施策
の実施が現実的な方法でしょうか?
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すべては多様化? (DEEJ)
2009-04-24 17:28:31
>さちよさん

城さんが転職35才限界説にも反対しているように、「年齢給」の概念がなくなり、雇用流動化が進めば中高年がリストラされてもすぐさま再チャレンジできる受け皿があるはずだと思います。

(もちろん「失業→のんだくれ・怠惰・暴力」なんていう古典的なドラマのような親父さんじゃなければですが・・・)

また、少し話は横道ですが、個人的には、
・大学に入るタイミングが高校卒業してすぐ
・大学を卒業すると学問は終わりで仕事一筋(大学院に通いながらなんてもってのほか)

という状況すら疑問です。
子どものとき親がお金を出せなかったら、大人になって自分で稼いで学ぶという道もあるべきだと思います。

同時にさちよさんの言う定時制の復興や奨学金の充実も必要な考えだと思います。道をたくさん準備してほしいですよね。

社会が多様化すれば、教育も多様化するはず。。。


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Unknown ()
2009-04-24 17:33:29
学費無料化だといろいろ問題が多いので(ドイツも確か有料化した)奨学金、というより学費プラス一定の生活費分もローンを組めるようにして、卒業後に返させるのが良いでしょう。そうすれば勉強する気のない人間はわざわざ進学しない。

そのうち別に書くけど、大学は少し淘汰が必要。一定水準以下の大学を企業は大卒とは扱わないし。
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Unknown (ぽんぽん)
2009-04-24 18:08:57
>一定水準以下の大学

具体的にはどのような基準なんでしょうか?
偏差値?知名度?
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Unknown (ほるほる)
2009-04-24 18:41:59
>諸外国のように学費は大学まで無料

学費を無料にしているのは、大学教育を受けるのが一部のエリート階層の子弟だけに限っているから。

受益者負担の原則にしたがい、高等教育を受けたい人間が学費を負担するようにしておいたほうが、結局は高等教育を受けられる人間を増やすことになります。




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Unknown (車輪工場)
2009-04-24 20:17:15
現在の制度だと中高年を切ると子供が大学に行けないということですが、現在でも母子家庭などは生活が苦しく高校さえ卒業させれない家庭さえあることも抑えておく必要があるでしょう。現実問題としては、年収二百万の家庭はほっておいて、八百万の家庭の年収が減ると学校にやるのが難しくなるからと保護しようとすることが合理的なのかどうかという問題があります。結局他の議論と同じで既得権を剥奪せずにとか、既得権を奪うことによって困る人がいないようにといっていたらほとんどの政策は不可能です。だから、全体として健全な方向に向かうのなら部分的な犠牲は仕方がないのではないでしょうか。現在の中高年正社員の仕事だけでなく年収と昇給を守るために、どれだけの犠牲を他の人たちが払ったのかを考えれば尚更そう思えます。
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Unknown (めるめる500☆)
2009-04-24 22:03:18
お久しぶりでございます。(ようやっと漂着)

教育に金がかかるのは、先生の身分が完全な年功序列・終身雇用に
なってしまって、その分を生徒学生、でなく親が負担しなければ
ならないから、とも言えますね。
他の公的サービスもそう。
(とはいえ、教師の場合は専門性の高い職業で、正規、非正規の
格差は公的セクターの職の中では小さいほうかと思いますが。)


解雇規制はまず公務員からしなければ、民間人はつぶれてしまいます。
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Unknown (通りすがり)
2009-04-25 08:33:54
働かなくても金が貰える立場なので、この地位にしがみつきます。
下がどうなろうと知ったこっちゃありません。
下の人間は、甘ったれていると罵らせてもらいます。
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大学の基準 ()
2009-04-25 08:54:22
>具体的にはどのような基準なんでしょうか?
>偏差値?知名度?

あえて言えば偏差値。企業によって高さは違うけど。少なくとも過去3年以上定員割れしているような大学は、大学とはみなされていない。
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