ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

親爺のこと(6) 「瀧口入道」上

2008-05-25 19:37:37 | ぶんやんち
親爺と樗牛のことにまだこだわっている。これを解明しないことには、親爺のことがわからないままである。 高山樗牛は早熟な作家であった。早熟も早熟、あまりにも早すぎた。東大在学中の明治27年に、匿名で読売新聞の懸賞小説に応募し、それが入選し一躍有名になってしまった。その年は優秀作品がなく、入選作「滝口入道」が読売新聞に連載されることになり、多くの人々に注目されたという。樗牛23歳の時のことである。 . . . 本文を読む