詩編99編には、神エホバのみ名を高め、神エホバを崇拝するように記されていました。それは神エホバは、ご自分を呼び求める忠節な民の中におられ、答えられる「聖なる方」であるゆえであることが記されていました。神エホバは聖なる方ゆえに、私たちはみ名を汚すことがないように、敬虔な専心を示す必要があるのです(ペテロ第二3:10~14)。今日紹介する詩編100編には、人間は神エホバによって創造されたのであり、わたしたちはその民であり、「その放牧地の羊である」ことが、記されています(詩編100:3)。羊飼いは羊を一匹、一匹大切に扱うように、神エホバは私たちを羊飼いが羊を扱うように、大切に保護してくださることが記されています(イザヤ40:11)。そのため「感謝のことばをもって」、「地のすべての者」は「喜びをもってエホバにつかえるよ」と、命じられています(詩編100:1、2、4)。
詩編100編には、次のように記されています。皆様方はみ言葉からどのような宝を見いだされるでしょうか。
感謝のことばの調べ。
「地のすべての者よ、エホバに勝利の
叫びを上げよ。
2 歓びをもってエホバに仕えよ。
喜びの叫びをもってその前に
来るように。
3 エホバは神であることを知れ。
わたしたちを造ったのは神(エホバ)であって、
わたしたち自身ではない。
わたしたちはその民、その放牧地の羊である。
4 感謝のことばをもってその門に入れ。
賛美をもってその中庭に入れ。
神(エホバ)に感謝をささげ、そのみ名を
ほめたたえよ。
5 エホバは善良な方だからである。
その愛ある親切は定めのない時に及び、
その忠実さは代々に及ぶ」(詩編100:1~5)。
上の聖句に示されている通り、「地のすべての者」は、「感謝のことば」と、「喜びをもってエホバに仕えよ」と命じられています(詩編100:1,2,4)。なぜ、地のすべての者に、そのように命じられているのでしょうか。それは、①神エホバが人間の創造者であり、私たちを畏怖の念を抱くまでにくすしく「神の像(かたち)」に創造して下さっているからです(詩編100:3.創世記1:26,27.詩編139:14)。②民は神エホバの放牧地の羊だからです(詩編100:3)。③神エホバは善良な方だからです。④神エホバの愛ある親切は永遠に続くからです。⑤エホバの忠実さは代々に及ぶからです(詩編100:5)。
神エホバの「み名をほめたたえよ」と記されていることも、特筆すべき事柄です。聖書の巻末の啓示の書には、神エホバは「すべてのものを創造し」、神エホバのご意志によって「すべてのものは存在し、創造されたからです」、「エホバ、わたしたちの神よ、あなたは栄光と誉れと力を受けるにふさわしい方です」と記されています(啓示4:11)。私たちの命は神エホバに依存しています。ですから、神エホバに栄光と賛美を帰すべき理由を理解し、感謝をささげられる方々は幸いです。
冬の雲 去りて陽の射す 帰り道 今日の一句
庭に咲いている「ヘレボルス」
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