この事物の体制の支配者の悪魔サタンは、人殺しであり、真実さがなく偽りの父であり偽り者です（ヨハネ８：４４．ヨハネ第一５：１９）。この悪魔サタンは「神はいない」という邪悪な者を巧みに用いるので、邪悪な者の行いは非情で残酷であり、弱い者に容赦をすることがありません（詩編１０：４）。邪悪な者はライオンのように隠れ場で常に待ち伏せ、苦しんでいる弱い立場の人を力づくで痛めつけることも記されていました（詩編１０：９）。詩編１０編には邪悪な者の非情な手口の数々が記され、こうした邪悪な者が覆されることを願うダビデ王の義を求める気持ちが理解できると思います。エホバ神は柔和な者の願いを聞き、邪悪な者たちを処断し、父なし子や打ちひしがれた者がおののくことが無いようにしてくださるのです。詩編１０編からダビデ王の義を求める祈りの言葉と信仰に、私たちも鼓舞され、慰めを見いだすことができます。
今日は詩編１０編の後半を紹介致します。次のように記されています。
「その者（邪悪な者に力ずくで連れ去られる人）は打ちひしがれ、
身をかがめ、気落ちした者たちの軍勢は、
彼の強いかきづめに掛かってしまいます。
彼は心の中で言いました、「神は忘れたのだ。
顔を隠したのだ。
決してこれを見ることはない」と。
エホバよ、立ち上がってください。
神（エホバ）よ、み手を上げてください。
苦しんでいる者たちを忘れないでください。
どうして邪悪な者は神（エホバ）に
不敬な態度を取ったのですか。
彼は心の中で言いました、
「あなたは言い開きを求めない」と。
あなた（エホバ神）は難儀と煩いとをご覧になったからです。
あなたはずっと見ておられます。
彼らをみ手の中に捕えるために。
不幸な者、父なし子は、あなたに身をゆだねます。
あなたは自らその助け手となってくださいます。
邪悪で悪い者の腕を折ってください。
彼の邪悪さをついには見いだしえなくなるまで
探り出してください。
エホバは定めのない時まで、
まさに永久に王なのです。
諸国の民はその地から滅びうせました。
エホバよ、あなたは柔和な者たちの願いを
確かに聞いてくださいます。
あなたは彼らの心を定めて下さいます。
あなたは耳を傾けて
注意を払って下さいます。
それは、父なし子や、
打ちひしがれた者たちのために
裁きを行なうため、
地の者である死すべき人間がもはや
おののきを生じさせることのない
ためです」（詩編１０：１０～１８）。
上の聖句には、邪悪な者が父なし子や弱い者を虐げるのを、エホバ神はその難儀と煩いをご覧になって、エホバ神自ら助け手となってくださることが記されています（詩編１０：１４）。エホバ神は柔和な者たちの願いを確かに聞いてくださり、邪悪な者を処断してくださるのです（詩編１０：１７）。エホバ神は裁きを執行し、父なし子や打ちひしがれた者が、もはやおののきを生じることがないようにしてくださるのです（詩編１０：１８）。エホバ神は最終的にはこの地上からすべての邪悪な者たちを処断し、この地上を義の宿る楽園に回復してくださり、エホバのご意志を行なう柔和（温和）な者たちが無上の歓びを抱くことができるようにしてくださるのです（箴言２：２２．詩編３７：１１．ペテロ第二３：１０～１３．啓示１８章～２０：２，１０；２１：３，４）。
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台風の 雨降らぬ庭 鳩の鳴く 今日の一句
庭に咲いている「バラ」
