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斎藤孝さん『地アタマを鍛える知的勉強法』

2010-02-10 00:53:28 | 読書
本書は、教育学・身体論を専門とし

現在は明治大学教授であり、テレビ等にも多数出演する著者が

その独自の勉強方法を紹介する著作です。


著者は、「勉強ができる」が「頭が良い」を意味しないと述べます。

そのうえで、見たことがない問題にも対処することができ、

優れたセンスと認識力、さらにリーダーシップが身につくような勉強法、

すなわち「地アタマを鍛える勉強法」の必要性を強調し

「目次方勉強方法」、「出題者は私勉強法」―など

具体的な方法を紹介します。


さらに、本書ではそうした勉強法に加えて

なんのために学ぶのか、学ぶことによってどういう変化が現れるのか―など、

より根源的な問題についても、筆者なりの見解が示されます。


孔子、ダーウィン、夏目漱石、芥川龍之介などに対する評価や

ショート・プログラムで失敗しがちな浅田真央さんの話など

興味をひきつける話題が多く

また、悪い例として紹介される我田引水型の勉強法などは

自分も過去に経験があったので、とても恥ずかしい気持ちになりました。


そうした中でも、個人的に最も印象的だったのは

「総論より具体案」勉強法です。

筆者は、総論・抽象論によって演繹的に議論・判断することよりも

具体的なオプションの提示と具体的な結論付けこそが重要であると述べます。

無数の主張・立場がある中で、知的かつ実践的に振舞うとはこういうことだ―

と、まさしく目から鱗が落ちる気がしました。


学校や試験勉強ですぐに利用可能な実践的知識を伝授するとともに

上機嫌で自由に人生を過ごす方法をも紹介する本書。


試験や学校で勉強している方に限らず

多くの方に読んでいただきたい著作です。
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