海にひらけた歴史ある街の一角から。
歴史あるといっても、それは昔の話。
その歴史に触れたくてこの街を訪れる人はおそらく少ない。
博物館通りと名づけられたこの街角。
かつての繁栄の象徴で、今は博物館となった銀行の建物を中心として整備されたとのことだが、
その歴史よりも、瀟洒な景観に惹かれて訪れる若者が多いようだ。
一方で、カフェやバー、美容院など新しく形成された街並みと張り合うように、
「置き去りにされまい」とばかりに、その存在感を主張するかつての佇まいも残されている。
さらに、旧家を改装したこんな資料館も...
新旧の狭間にあって、その仲をとりもつことで、この街並の景観にひと役買っている。
そんな存在に思えた。
さて、そんな街角のカフェでいただいたランチ。
インド風チキンカレーとのだが、
「インド風」という遠慮がちなネーミングは
玄米ご飯にれんこんやかぼちゃなど和風素材がトッピングされている由縁か。
しかし、その味は香辛料がきいたスパイシーな本格派、
インドでも充分に通用するのではないか(もっともインドへは行ったことがないが...)
そう思えるほど実にうまかった。
このカレーをひと口食べた瞬間、(なんとも単純だが)この街がいっぺんに好きになった。
がんばれ! カレーのうまい街角!
記事とはまったく関係ないが...
最近、あらためてハマっているあの伝説の名作の主題歌
高橋洋子 残酷な天使のテーゼ
なるほど。
この人が歌っていたのか。
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