海猫は空を飛ぶ

日常のちょっと違うと思ったことを書き連ねていきます。

松坂大輔

2009-07-28 07:30:04 | スポーツ
松坂大輔「米国のタブー」への挑戦
http://allatanys.jp/B001/UGC020005920090726COK00348.html

WBCで、日本優勝の立役者となった松坂大輔。しかし、MLBでは今シーズンはわずか1勝にとどまり、現在調整中だ。
いったい松坂に何があったのか。

アメリカのメディアは、春のキャンプなしでWBCにのぞんだため調整に失敗したと報じていたが、上記リンクの記事を読むと松坂自身は、日本流の調整が禁止されてきたためだと主張している。

高校時代から、周りも心配するほど投げ込みで肩を作ってきた松坂。しかし、アメリカでは肩は消耗品として出来るだけ投球数を制限する。
基本的には、私も投球数は制限しなければならないと思うが、松坂が主張するような考えも、あると考え直した。

さらに、人種による体の違いという考えは、面白いと思った。

松坂は、「これまで日本人先発投手が何人もメジャーにきたけど、活躍する期間は2、3年。それはその人の実力ではなく、調整方法の違いだと自分の経験からはっきり分かった。誰かが行動しないと、メジャーの人たちの意識を未来永劫変えることは出来ない。僕自身のことより、これからメジャーに来る日本人の先発投手のためにも、彼らに理解してもらわなくてはならない」とも述べている。

陸上を見ても分かるように、黒人は短距離走では抜群の速さを誇る。それは筋肉そのものの違いに由来することは間違いない。我々日本人を含むアジア系は、いまだに100メートルで10秒の壁を破ることすら出来ない。


昨年の松坂は、ボールの威力というより、変化球で活路を見出していた。私は、モデルチェンジをしていたと思ったが、本人にしてみれば仕方なしの変化だったのだろう。

この夏、松坂は5キロ減量し、無駄な肉をそぎ落としたと聞いている。鞭のようにしなった腕、シャープに回転する体、安定した下半身から繰り出される速球復活に期待したい。