海猫は空を飛ぶ

日常のちょっと違うと思ったことを書き連ねていきます。

chaina free

2008-09-26 09:22:06 | 経済
中国の製品に対するアレルギーが高まっているようです。

毒入り餃子、メラミン入りミルク、事故米。
日本国内でも食品偽装が多発しているので、あまり大きな声で言えるわけでもないかと思いますが、回りの声、特に女性から「中国と書いてあったら絶対買わない」と聞こえてきます。

先日訪問した会社の奥さんは「今は何でも危ないのよ。土鍋だった鉛入っているというし。ザルを買おうと思ってみたら中国製じゃない。もうやめたわ」とのことでした。

ここまで中国製品に対するアレルギーが高まってくると、日本の製造業にも大きな影響が出てくるような気がしています。

ご存じの通り、今は衣類から日用品まで「made in chaina」が大量に出回っています。これらが一斉に売れなくなったら、どうなるのでしょう。
年率10%以上という奇跡の経済成長を遂げてきた中国経済にも大きな陰りが見えてくるのは間違いありません。

昨日のワールドビジネスサテライトでも、中国国内の不動産価格が下がり始め「中国版バブルの崩壊」なんていうレポートもありました。
そうなると、世界貿易の構図もがらりと変わるなんてこともあり得ます。


タイトルの「chaina free」というのは、中国製品を買わないという意味で使われる言葉です。

アメリカ金融危機といい、世界は本当に混沌としています。


おっと、こんな小難しいことを書こうと思ったのではなかった。


私も、最近買い物するとき、裏面を見るようになりました。中国製品は買わないという抵抗です。
でも、加工品は本当に書いてないんですよね。原材料にはきっと使われているものも多いんだろうなあと思いつつ。
ですから、せめてQRコードをつけて携帯で読みとれば全て材料の原産地も分かるようにできないものでしょうか。
あれって、すごく情報量が入るので時には生産者の情報など、作る側にとってもプラスになると思うのですが。


最後に、これで国産回帰が進んで、国内製造業が盛り上がるといいなあと心から思います。
頑張れ、日本の製造業。