老人の戯言

当年85歳になります。戦前戦後の経験語り部も居なくなります。貴重な経験を構成に残して今後の日本の発展を期待したい。

太陽熱発電への疑問

2022-06-09 16:12:12 | 日記
先日東京都都知事は今後の新築家屋建築時には太陽発電装置の設置を義務化するかのような発言をした。
 元電力技術者の私は耳を疑いながらインターネットで詳しく調べてみた。
現在総電力の8%が太陽熱発電になっている。この設備の製造原価は低減方向にあるが、当初KWH当たり40円で契約し、現在は20円くらいに下がり、通常の電力料金と変わらないじょうたいである。ぼろ儲けしたのは一部の投機家のみである。現在電力使用量の請求書を見るとこの為の差損を一般需要家が補填していることがわかる。是非チェックしてみて下さい。
 デメリツトとして
①メンテ費用が大きいこと。落ち葉が落ちたり屋根の雨漏りが発生したり、日照量が近所にびるが出来たりして管区王条件が保証されていない事。
②一般の大きさの家で屋根に300kgの負担がかかり、地震発生時に座屈、家が潰れやすいこと。
③太陽パネルは直流しか発電しないので、交流に変換と毎日が晴天とは言えないので充電器付き大容量蓄電池が必要で投資効果が無いこと。
④事故ったら地元電力会社から給電を受けることになっているので、電力会社は現在の3%余裕率では間に合わず発電所をこの為新設しても稼働率が低くてこれまた損益収支にマイナスである。
⑤梅雨時のみならず、お天気任せの発電で夜間は発電できない。
⓺ただでさえ電力逼迫警報がだれているし、水素自動車やEV電気自動車がカーボンニュウトラルで開発が進んでいる時代である。
⓻新電元がここ30年先までは見つからない時代で、核融合への期待は大きいがすぐには間に合わない。
⓼現在休止中の原発40機以上は安全対策を施しても、風評批判が大きく殆ど再稼働がされていないのである。一度電力不足や大地震、火山の爆発等でBlack Out  すなわち日本中の大停電が起きないと国民の目が覚めないようである。
ご興味があればインターネットでご自身で調べてみて欲しいしだいだ。JUNTARO

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