老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

変らぬロシヤの強硬政策

2006-09-20 09:40:07 | Weblog
 ロシヤ、サワリン沖で資源開発事業が突如工事許可が取り消された。天然ガスLNGを日本に供給する将来の日本のエネルギー安定確保のための重要なプロジェクトである。
 これは太平洋戦争末期に突如日ソ不可侵条約を破棄して当時の満州に攻め込み漁夫の利を得て、樺太初め北方四島を自分の領土にし、多くの日本軍を捕虜にして使役に酷使、餓死や凍死にいたら至らしめた暴挙と全く変らない。
 米国も日本の手持ち石油を一年分に追い込む制裁を課して大東亜戦争を勃発させた戦略を戦後も何時も同じ手段でイラク戦争を起して泥沼に入ったり歴史は繰り返しているのみである。
 日本は天然資源に乏しいから、今後益々GDPに対するエネルギー依存度を下げるような事業に特化して、世界をリードすべきであることを再認識すると同時に外交戦略を練り、各国の弱点は何かを把握して目的性を持って対処すべきであろう。
国際的事業のカントリーリスクは常に付き纏うが、事前お充分の想定と決断さらに
保険や政府のバックアップを期待すべきでしょう。
 現在の国際事業への在外公館の関与は欧米に比べて極端に期待薄であり、本省の
訓令が無い限り民の仕事には官はタッチしない姿勢も改めるべきです。
 世界の列強各国が日本を袖にできないような特徴ある国家にすれば、安全保障にもなるであろうし、このような暴挙も出来なくなるので、新政権の教育制度改革に期待するところ大である。juntaro

日曜報道特集を見て

2006-09-17 20:52:51 | Weblog
 毎日曜日はフジテレビ、NHK,テレビ朝日の報道特集を朝から昼まで見て、リタイヤー後の見識が世間から遅れないように努力をしている。
 今朝のいずれの番組にも自民党の党首選挙を控えて候補者3人が出演されていた。
 テレビ朝日の田原総一朗の安部候補に対する肉薄は自分の売り込みに終始しており、見苦しい限りであった。問題は村山談話の中国に対する謝罪を次期政権が認めた上で、外交を進めるかどうかであったが、流石に阿部候補は村山談話は当時の政府見解として認めるの範囲で、何とか談話が正しかったか、間違っていたかの問い詰めに対して、それ以上の見解を示さなかったのは立派である。
 田原の質問と食い下がりは何とか白黒をつけさせ鬼の首を取ったような顔をして点数稼ぎしたかったのが、不成功で良かった。
 マスコミは得てして自分の都合の良い事のみを発言の中から書き出して記事にする悪い習性があり、これがマスコミのペンは歪曲された強さを発揮して、顰蹙を買ってきたのは、少しでも広報に関係した人なら思い出が在る筈だ。
 田原の迫り方はヤクザそこのけで、このような言論ファッショは許せないが、幸いテレビは視聴者が総てを見て判断できるので救われている。
 田原は墓穴を掘り、安部には安心感を覚えた聴取者が多いのではないか。
他の報道番組はコメンテーターの勉強不足で肝心な事を聞かないなど力量不足が目立つ。これも問題であるが大切な時間を浪費した後味の悪い感が強い。
 聴視者の目も肥えており点数稼ぎのコメンテーターを排除するよう、世論を高めよう。juntaro 

埼玉県技能者センター

2006-09-16 16:06:39 | Weblog
 NHKの報道で埼玉県に技能者センターが出来、来年以降の団塊の世代の60歳定年者激増による、懸念される製造の技能の急速な衰退の後継者を育成する事になったとあった。
 現在の日本が世界に冠たる製造力を維持できるかどうかが、焦眉の急であり、最近の諸々の機械や器具の故障や事故は技能の低下によると憂えていた私には嬉しい
報道であった。
 多くの企業経営者が功を焦る中で、技能と材料部品を大事にしない企業はいずれ衰退に向うと言うのが私の推測であり、ソフトのみを重視する企業の株は売った方がよいとまで言ってきた。
 然しこの報道の後半に入り時給5,000円を60歳過ぎの技能指導者に支払う
ので半分は県から、補助すると聞いて吾が耳を疑った。
 60歳過ぎの神の手を持つ技能者が要求するのか不明だが、60歳を過ぎたら
通常子供も育ちあがり、そのような高給でなければ職に就きたがらないとすれば、これは由々しき問題である。
現在多くの企業が政府の要請に応えて定年を60歳から65歳に延ばして年金受給まで伸ばす方向で協力しているが、大部分の企業は56歳で昇給は御終い、役職者は役手当てを返上して後進に道を譲り、さらに60歳以降は再契約で勤められても給料は激減するのである。こうしなくては世界を相手になった今日企業は適正利益をだせないのである。
 育てて貰った技能を後継者に伝承するのが目的であり、それが社会や次世代に対する恩返しではないのか。また県の税金を投入する事に埼玉県民は黙っているのが不思議でならない。
 先の研究開発者の莫大な褒賞金の請求と同様恥ずべき事ではないか。
世間には時給1,000円以下で苦労して子供を育てている家庭も多いのである。
自惚れた技能者や開発技術者の猛省を望みたい。

IT利用の盲点トビュジネスチャンス

2006-09-13 15:33:50 | Weblog
 遅まきながら従来のADSL接続から光接続に変更しました。セッテングは極めて簡単に済みましたが、この際メッセンジャーで映像電話のメッセンジャー会話を友人と始めようと思いましたが、相手からの画像、音声共に駒落ち状態で通信速度も充分にあり、NTTに聞くと応対する人により答はバラバラでルーターのポートが空いていない可能性があるがポート番号が判らないのでチェックのしようがないとか、パケットの時間が短いかもとか、挙句の果てにはパソコン自体の不良ではないか?パソコンメーカーに聞くと動画の受信が可能ならメーカーの問題ではない、ファイアーヲールのせいではないかと盥回しされ、ウイルスバスターに聞くと一時停止とダウンロードとではブロックの程度が違う場合がある、マイクロソフトのヘルプにファイアーヲールの障害を除く方法があり、捜査ををしても効果なし(電話で聞くサービスは無い)と何れも盥回しにするのみで自分は悪くないとしてシステムとしての責任は購入者にあるような言い方に最後にはなるのである。
その内に一時停止したウイルスバスターの間隙を狙ってウイルスが6個も侵入してしまった。
ここでITの導入を諦めるか、これは良いビュジネスチャンスと思い、総合システム診断会社を企業化したらどうかと思う分かれ道だと思います。
世の中はスムーズに行っている時には問題ないのですが、このような事でもどう捉えるかにより事後の展開は異なります。
負け組とか自分は能力や権限が無いと嘆くのみでなく、チャンスを物にする気概を忘れないで欲しい。
私の場合はウイルスバスターをノートンに替えれば良いことが判っているので、問題は少ないがウイルスバスターさんは顧客を一人失ひ、NTTは幾ら光接続のキャンペーンを張ってもこのような知識レベルでは伸びないであろう。juntaro

皇室の存在意義を考えよう

2006-09-12 08:14:14 | Weblog
 親王の御誕生により、皇室典範の見直しが一時棚上げかかったが、この際皇室とは何かを認識を高めるのに、良い機会だと思う。
 125代主として男系の天皇家が続いているのは、世界でも他に無い、外人の一部からは羨ましがられているそうだが、125代の内10代は女系、半分は側室の子であるそうである。昔は子供の生存率が低く止むをえなかった側室も今や時代にそぐわないし、この後代を重ねる事に意義があるのであろうか?
 我々戦中派は国体の護持を洗脳され、多くの若人が天皇陛下万歳を叫んで靖国で会おうと言って命を投げ打って逝った時代の育ちである。戦後占領軍の政策で天皇は象徴と位置づけされ、イラクのような内乱に会わずに日本国の再興のため国体を企業にすり替えられて、見事に復興を成し遂げたが、私生活をかなり犠牲にして働いたのは何であったか虚しい気分になる事もある。
国際スポーツが各種行われ国歌斉唱があっても大部分の選手は口を動かしているように思えない。君が代も国体護持も意義が薄れ、ジャーナリズムの報道に詮索された皇室の存在を改めて見直して、年に数百億円もかけて男系の代を重ねる意義を考えてから、皇室典範の改定を着手して欲しいものである。
 家系を連綿と続ける事に意義があるなら明確にうたうべきであるし、国民が象徴などに意義を感じないなら無理する必要も騒ぎ立てる必要も無いと思う。juntaro