老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

地球温暖化と環境問題の矛盾

2008-07-06 16:30:22 | Weblog
 愈々明日からサミットが始まる。問題の根源は地球が出来て50億年近くなるが、この間太陽から戴いたエンルギーを基にした化石燃料の石炭、石油とうを近年一時に沢山使い過ぎたツケが来ている事を忘れているようだ。
 人口が急増して、先進大国は既得権を新興国は負担の公平を求めているので一筋縄で上手く行く筈が無いことは明らかである。
 日本はオイルショック後産業構造の転換を図り、重工業国からソフト金融立国を目指したが、充分でない事はご承知の通りであるが、エネルギーの伸びがGDPの伸びを下回っている事は褒められても良いと思う。
 ただ各企業が安価な労働力や資源を求めて新興国に拠点を移したからで、これでは世界にCo2排出をばら撒いたに過ぎない。
 物造を自国でしなくなると急速に固有技術が衰え政治家や政府の言うように、現在の日本の省エネルギ技術は最先進とは言えない。EU諸国の方が本質に根ざした固有技術を磨いてきている。
 ただ、米国で始めた例えば玉蜀黍のエタノール化にはその効果と同等の石油を必要とすること、日本が始めている電球の蛍光灯化などは水銀大量消費の製品でイタイイタイ病の再現に繫がりかねないことを忘れている。
 また今後の技術開発を見込んで炭酸ガスの定量化を量ろうと評論家は言うが、そんなに簡単に新技術が生まれるはずが無い。
 現在のHVDカーに使用されているニッケル水素電池でも開発してから半世紀も経ているのである。
 したが2050年を目指すのなら、先ず人口の抑制を先ず第一に提唱すべきであろう。次に目標として年間の消費エネルギを年間の太陽から戴くエネルギー以内に留めるのが根拠であろう。
 食料が石油代替に使われたりして、世界経済がインフレ方向に向いているのも
ナンセンスな話ですべて太陽エネルギーを玉蜀黍などに一旦変換しているだけで、太陽光発電と何等変らないのである。
 風力、太陽光発電など量的には微々たる物でエネルギーの主役にはなり得ないので、今世紀は取りあえず安全な原子力発電に頼ることした、今世紀中に技術開発を進め、人口の抑制を実現する方をターゲットにしたほうが遥かに説得力がある。juntaro