老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

正念場の新人材バンク『官僚のエゴとの綱引き』

2007-04-03 20:12:23 | Weblog
 今朝の朝日新聞によると、官僚の天下り規制が大詰めに来ているが、中央省庁の反発で公益法人や独立行政法人を対象から外す骨抜きが行われ営利企業に転進する抜け道が温存されかねない事態になっているようである。夕刊では渡辺担当大臣が聖域なき検討をしているし、規制対象と思っているとの考えをしめしているが、これがどちらに転ぶかを皆さんと共に真剣にウオッチが必要である。
 今まで年金の統合など幾つもの法案が審議されてきたが、最後には官僚の悪知恵と官僚独特の作文能力により、実施は今後該当する人からとか、秘かに骨抜きになっている場合が多いし、これに対してマスコミは殆ど報じないのは何故か?
 誰でも自分で自分を手術するのは痛いので避けたい気持ちは解かるが、本来の目的と効果を考えたら魁より初めよなのである。
 政党やマスコミが最後に腰砕けするのは、これらの部門が実力が無く、官僚を敵にすると必ずスキャンダルを暴露されたりの報復を受けたり、今後の作業を進める上での嫌がらせを受け情報を貰えないことを怖れるからである。
 然しこの点を中央突破しない限り、安部政権の支持率は上がらず何れは野垂れ死にするに至るであろう。
 米国のように政権が変わると1、000人以上の高級官僚が動くようにするには、民間にも何時でも予備軍から舞台に立てる実力者を温存しておかねばならない。
 企業も国家も規模の大小は別として、本質は同じであり、企業を世界的に伸ばした実力者は最後のご奉公に国家に貢献すべきであるのに、皆嫌がるのは何故か?
 政治に首を突っ込むとマスコミに付き纏われ本音は書かれず、彼らのストーリーにそった部分のみを報道され、夜討ち朝駆けが更に酷くなり奥さんから政治に足を入れるなら離婚しますとまで言われるので出れないし、人生の最後に泥を被りたくないからである。
マスコミのファッショも駄目、企業人の奮起をのぞむ。juntaro